人間について、学ぶ。

メディアに出てくる内外の政治屋を見ていて、人間の本性について
つくづく考えさせられる。
ああ、人間は結局は・・・と思える、決してマネしてはいけないお手本を
たくさん見せてもらっている気がする。

国って何だろう?
権力を持ちたい人のための境界線であり、その境界線を越える、領土を広げる。
それは国民のためではなく、領土拡大した、制覇したと言える自分への勲章のため。
そのために、権力をもたない一般の人たちが被害を被るのである。
このところの一連の世界情勢を見ていると、一部の権力欲の強い自分勝手な
人間によって現在の事態を引き起こしていることに改めて、怒りを覚える。

日本に住むロシア人の友がいる。彼女のご家族は祖国にいる。あの権力旺盛な
リーダーの元・・・。
ひとりの野心、間違った欲求によっていつ国がどうなるのか・・・と。祖国を
離れて住んでいる彼女はいつも、いつも祈っている。
そうするしかないのだと思う。

権力の好きな人。何のため?自分の都合で人を振り回す?

最後は悲惨であるか、どんな状態かはわからないが、ひとりぼっちで
死んでいくだけなのに。
名誉って何?本当に愚かしい。

世界でおきていることを見ながら、すべては人間を学ぶ教材であると
思うことにしたい。
それでは済まないのであるが・・・。

自分のことではなく、人のことを思える人になりたい。
そうでありたい。


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手を振る人を追いかける、冬の海と空。

新潟駅から出ている、「しらゆき」という名の特急。まさしく、これからの季節は白い雪の中も走るのだろう。そんな季節になる前、新潟市と妙高の往復に利用した。飛行機や新幹線ではない在来線の魅力は、流れる風景をしっかり確認できること。
この特急は新潟を南北に走り、馴染みの駅に停車する。駅ごとに、ああ、あの人、この企業さんと次々と浮かぶ顔があり、それだけでも何とも懐かしく、故郷に戻ったような気持ちになる。
日本海沿いを走る柏崎周辺。
冬の空、海はとても色も表情も厳しい。一歩外に出たら、凍えそうだ。
車窓を眺めていたら、空の上で手を振っている人が見えた気がした。
約10年前に交通事故でなくなってしまったMさんと、昨年病気で旅立たれたSさん。
お二人がにこにこして、「せんせーい♪」と手を振っているように見えた。
そうこの写真の近くの場所にSさんは暮らしておられたし、この特急に乗って、
よく私のデぃナーショーに来てくださった。
Mさんも上越からこの特急に乗って同じように来てくださった。

なのでこの特急に乗ったり、最寄り駅に停車したり、この風景に触れると必ず浮かんで
くるのだ。
厳しい日本海の冬を元気にのりきっておられた人たち。

今はどこにおられるのだろうか。
海を見ながら、「しずえさーん」「むーさん」と呼びかけたくなった。

日本海の冬。たまらなく厳しく、さびしい。
都会の年末の喧騒とは全く異なる、こんな師走。

海だけでなく、まるでイギリスの画家ターナーが描いたような芸術的な雲に
おおわれた空。そして今年のミッションを果たした広大な越後平和にも出会う
ことができる。
この特急は冬の新潟の一面を知るには、最高の手段だ。
新潟の冬は奥深く、心にしみわたる。

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要らない仕事。

真面目に日々働いている人。
おかしいなと思いつつも、決められたルールに従って 自らの
義務を果たそうとしている人。
インボイスだ、マイナンバーだと言われたら、その対応を急ぐ。
振り回されるけれど、決まったことだから仕方ないと思って対応する。

いわゆる普通の、一般の人たちはこのように真面目に生きている。
税金も払っている。
それが義務だから。

社会人として生きるために、その義務を果たそうと努力している。
これが普通の人。

一方、代議士とか国会議員とかいう人たちは、全員がそうではないであろうが
一体何をしているのだろうか?怒り、呆れ・・。
今、メディアに毎日大きく顔をさらしている人たちは、
どんな気持ちで、自分の仕事に取り組んでいるだろうか?

税金を使う仕事こそ、国民・県民・市民のために、自分のことは後回しで
生きるべきではないか。
そういう思いがない人は、こういった人のために尽くすべき仕事をやっては
いけない。

普段から利他の心ということを、心がけたいと思っているが、
公共に役立つ仕事をする人こそが、この心をもつべき、もっていて当たり前では
ないだろうか・・・。

今問題になっている、話題の渦中にいる人たちが嘘の誠実を並べ続けていくようで
あれば、代議士という仕事はいらない。

代議士は、単に代理である。民の代わりである。
勘違いしてほしくない。

民の声を集め、社会がみんなにとってより良くなるように法を整え、社会を改善
していく仕事。
民の声を届ける。
みんなの代表者でなければならない。

それなのに・・・。
長い間、ずっと疑念を持ち続けている 政治屋という仕事。
パーティーって?

選んだ側にも責任がある。
しっかり選ぶべき人を見極めよう。

要らない仕事。政治屋。

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お品書きはお客様ごとに

企業のお仕事は本当に面白い。
関わっていけばいくほど、いろんな課題に出会うことが
できるからだ。

寄り添う、伴走する。
こういったことが継続した仕事になるのだということ自体が
本当にありがたい。

私は決まった企画書などを用意して、営業をしたという経験がなく
対話して、課題をお聞きして、それに対して取り組むということから
お付き合いをいただくケースが多い。
小さな実績の積み重ねが信頼関係につながっていく。

何かに対しての取り組みを始めると、次々と新しい課題が生まれる。
それに対しても対応していく…。気が付けば経営者から、幹部から
社員からさまざまな相談をいただいている。
それに対してのちょっとした気づきやアドバイスから、
新たなサービスにつながることも少なくない。

今日は新潟で開催されるセミナーのお手伝い。集客から司会、事後フォローまで。
終わったら、新潟の企業や商工会議所などの皆さんと久しぶりの面談。
そして応援する施設の方との会食・・明日は妙高へ行き地域活性化のため頑張る人達との打ち合わせ、帰りは老舗の小売り店店主との打ち合わせ、飛行機の時間までぎっしり予定を入れた。
毎日同時にいろんなことが進んでいるが、その方と会っている時間はその方専属となり、一緒に課題に取り組む。
だから、お品書きはお客様ごとに違う。

「うちは、これしかありません。」

ではなく、コミュニケーションに関することであれば、一通りは
対応できると思っている。
アナログからデジタルのツールづくりから、社員教育から、経営者の相談係から、イベントから、広報から・・・。

コミュニケーションクリエイターのメニューはお客様ごとに。
やったことがないことでも、やってみればできる。

そうやって歩いてきた四半世紀。この道をさらに、お役に立つように
深め進めたい。

忘れてはいけないのは、利他の心。
お客様に合わせたお品書き。
今日はどんなお客様のどんな課題に応えられるか?
わくわく1日がはじまる。

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似てるらしい人。お久しぶり!

15年以上前だっただろうか。今でも忘れられない出来事。
新潟でのある組織で働く皆さん対象に、発信力・広報力についての
研修を行った。会場には数十名は集まっておられた。
途中で、「何か質問などありませんか?」と、受講生の皆さんに聴いたが
応答がなかったので、こちらから指名してみた。
すると、ある人が、突然、
「あの代議士にそっくり。しゃべり方が・・・」
話された。質問というか、感想というか・・・。
私はすぐ、ピンときた。新潟出身のあの代議士を指しているのだと
思った。
おそらく声が大きく、その人にしてみたら、機関銃のごとく、話して
いたと感じ、その人のことを思い出したのだろう。
当時の私は、若いせいもあったのだろう、かなりそういう話し方だったのだと
思う。
会場からは笑い声も沸いた。
さすが、新潟らしいリアクション。返すことばも難しかったが
「あ、わかりましたよ。それは光栄なこと」とか言ってその場を交わしたが
それ以来、その代議士に勝手に親しみを抱くようになった。

あの大きな声、はきはきとした話し方、潔い。
新潟の女性は本当にしっかりしているが、その典型。
地元の皆さんは、この方のお父様を尊敬されている。学歴関係なくあの地位まで
のぼりつめた。まさに、たたきあげ。人はやれば何でもできるのだと、思わせて
くれた人かもしれない。
この人のおかげで、新潟に素晴らしい高速道路ができたと・・・。
最後は残念なことになったが、あの生き様には興味があり、
この元総理大臣は、会ってみたかった人のひとりだ。

さて、その方の娘さんは、もう議員を卒業され、最近メディアでも新潟のホテルでも
新幹線でも見かけることがなかった。どうされているのかな~とだらしない
日々の政治家の様子を見るたびに、思いだしていた。

すると、つい2日前?久しぶりにメディアに登場され、話題になっていた。
話している様子を見て、思わず笑みが浮かんだ。
相変わらずだ。元気だ。もうすぐ80歳だというが、まったく衰えていない!

真紀子節全開。
なんだかとても懐かしくなり、あのとき、研修の受講者に似ていると
言われたことは、改めて勲章だ!と思った次第。

説得力のある言葉。
政治家は言葉がすべてだ。見習ってはいかが?

そう思っている人も少なくないだろう。
どうぞ、これからも世間を騒がせ、日本を元気にしてほしい。
それにひきかえ・・・である。

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観覧車、ただいま二周目に。

人生は観覧車のように回る。
そう言い続けて、そう思って生きてきた25年間。

親しい人が
「還暦は暦が一巡したということ。だから、ここからまた新しく
生きていきましょう」と教えてくれた。
還暦とは、そういうことか。確かに。
ということは、人生の観覧車は60年でひとまわり
したことになる・・といえる。
そうか、ここまでで一巡か。

では、ここから新しく二周目である。
間違っても120歳にはいかないと思うが、
とにかく、ここから新しく生き始めればいいのだ。

そうすることで、余計なことに縛られず、自由にのびのび
いきいきと始められるのではないか。

と、25年前に考えたグラン・ルーの発想は、今のこの
自分にもとてもマッチしている。
観覧車。という発想に出会えて本当によかった。

25年前に作ったロゴマークを見ながら、これはこれから先も
錆びつくことなく、元気にくるくる回るだろう。
笑顔でくるくる回りたい。

ということで、二周目に入ったわが人生の観覧車。
これから見える新たな世界も、楽しみだ。

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永遠のプリンセスまさこにエール!

誕生日に1本が赤いバラをお届けいただいた。
紫が私のイメージカラーではあるけれど、やっぱり赤が似合う!と
のことで、赤いバラを・・。1本を1年分と数えてください。との
メッセージもいただき、10年の重みを感じた。
この花の送り主は新潟出身の雅子さん。
「まさこ」つながりで、ご縁を感じている。
ブーケをいただいてから、このバラに「プリンセスまさこ」と命名し
楽しんでいる。本当にそういう名前のバラも存在しているようで、
以前、京都や名古屋の植物園でみつけたことがある。

さて、本日は皇后雅子さまの誕生日。
そう、同い年で、同じ星座。6日しか生誕日が違わないのに、
こんなに人生違うものだと、いつも応援しながらそう思っている。
同い年、同じ星座、同じMASAKOだから、自分も雅子さまのように
気品と自愛に満ちた人間にならねばといつも思っている。
勝手に親友であり、尊敬の対象であり、応援したいプリンセスだ。
雅子さまも還暦。そしてご成婚から30年・・・。
私も相方と出会って30年。・・・と。形は全く違えど、
いろんな意味で、やはり縁を感じている。

日本で輝くMASAKOさま(たち)に、心からエールを。
ともに、末永く、美しく、輝き続けたい。祝プリンセス雅子!

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虹を見た!虹が入った!!

実家の庭。この季節になると落ち葉の量が半端ない。
何日か足を運ばないと、地面の色が隠れるほどに赤や黄色の葉っぱで埋め尽くされる。見ている分には良いが、ほうっておくわけにはいかない。
せっせと掃き集めた。親が生きていた頃は、彼らの日課だったのだろう。その面影をしのびながら無言で葉っぱを集める。
ひととおりきれいになったので安堵して、室内に入り、用事を済ませ、外に出ようとしたら、掃除したあとに強風が吹きまくり、再び庭は葉っぱでいっぱいに・・・。
いたちごっこの冬支度というところか。

もう時間がないからと、二度目の掃除は断念して、駅に向かう。
強風で吹き飛ばされそうになる。すると目に何かが入った感じ。痛い・・。

その直後に写真のような虹が見えた。
冬空の虹。虹を見るチャンスは、アラスカでオーロラを見るよりは容易なことであるが、
それでも毎日見える、見れるものではないし、見ようと思って見られるものでもない。
目に異物が入った痛さを忘れて、シャッターを押す。

虹が瞬く間に消えた。
でも、目の痛みは消えないまま・・・。
痛いのをこらえるのは、しんどいので、虹が目に入ったことにしよう。

そんなこんなで、今朝はまだ、目に虹が入ったままである・・・。

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クリエイティブから生まれる美を。

年末に向け、いろんなことが同時進行。
そんななかで、新しい企てを準備している。
人間やろうと思ったら何でもできるものだと
思う。
やらない、やれないと思ったら何もできない。

とにかくやろうと思うことをやればいい。

ボストンに住む知人は、古希になって引き続き
好きな仕事を続けているとメッセージを
くれた。
また別の古希を越えた知人は新しい本を出版された。
こちらは会社勤めを卒業されてからの挑戦を続けて
おられる。
みなさん、マイペースに、そして充実の人生を
それぞれ、楽しんでおられる。

自分の人生を創ること、これがクリエイティブな生き方だ。
やりたいこと、やってみたいことは、やる。
どうしたらうまくいくか考え、工夫する。
そのプロセスがまさに、生きているということであり、
そのプロセスを想像したり、工夫することがクリエイティブなので
ある。

クリエイティブに生きることが、
美しい年輪を生み出すのではないだろうか。

人が決めた境界線に惑わされず、自分の意思と感性でとにかく
どんどんいこう。
この年末から、年始、来年にかけては挑戦がいっぱい!
わくわくどきどきを楽しむとしよう。

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語れる力とストーリー。

時々、青山方面に出向くことがある。
日本でも有数のファッションの発信拠点であり、世界からも多くの
ファンが集う。
さまざまなブランドの本店はこの青山エリアに結集しているため、国内外の
主要なブランド商品の最新情報を入手、観察するには、最高のロケーション
である。購入するしないにかかわらず、美術館のように巡り、今どきの
トレンドを体感するには大変有効なエリアである。

そして、そこで見るのは商品だけでなく、販売する人の発信力。
どこまでそのブランドのことを語れるか。で商品の魅力は何倍にも
増し、また語れなければ魅力が伝わらない。
実は、商品を見るだけでなく、そのコミュニケーション力も学べる
点も青山が興味深い点である。

全国のデパートにも店舗が入っているブランドも多く、購入するだけであれば
全国どこでも、ネットででも購入することができる。
でも、直営店では、さらに青山本店では語れるスタッフに出会うことがあり、
体験が大きく異なってくる。

本部直轄ということもあるが、オーナーやデザイナー、作り手に
近いところで仕事をしているため、そのスピリッツを日常的に感じ、
仕事をされているため、その説明力に魂が込められているのだ。
トップの目が行き届き、思いが深く厚く共有されているという点では
独特のオーラを感じることもできる。

デパートの店舗などでは、ちょっと購入すると、
「いつもどこでお求めですか?」と、画一的でつまらない問いかけを
され、げんなりすることがある。
どこで買っていようがいいじゃん。と思ってしまうが、
そんなことを聞く前に、しっかり説明をしてほしい。
販売する仕事は、伝える仕事である。説明をする仕事である。

とそんなことを、青山に出向くと、改めて感じるのである。

私が学生時代からあこがれていたブランド。そのオーナーたちは
今、80代になられてもお元気にご活躍だとお聞きした。
「時々、この店にもぶらり立ち寄るんですよ。この内装も、
自らの構想で、できたものです・・・」
たとえば、こんなストーリーを聴くと、その店舗にも改めて興味が湧く。
今回は、尊敬する山本耀司さんや、川久保玲さんがまだまだ
お元気で現役でおられることを聞き、背筋が伸びた。

説明力はお客のイマジネーションを膨らませる。

何を以て伝えるか。それは商品の特性やターゲットによって異なるが、
最後は人の力であることを、改めて学ぶ。

いざ、青山へ。
普段接する世界と違う空間に身をおくと、新たなヒントが湧いてくる。

説明する力は、ブランド、企業の価値を伝える力に匹敵する。


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