学生時代に好きだった言葉のひとつ。
アウフヘーベン。ドイツ語でaufheben。「止揚」と日本語では書くが、あまり使わない言葉だ。
19世紀に活躍した哲学家ヘーゲルが弁証法哲学のなかで用いた言葉。
なぜか学生時代からその響きも含め印象に残り、今も、上を向きたいときに、
口に出す言葉。
物事を見るときこれは正しい、これは違うと対立させて終わりではなく、
「正・反・合」という流れで、正しいことも、そうでないこともしっかり見据えながら、合わせていく。これをやり続けることにより、より人間はより高い精神性をもつことができる。と勝手に解釈させていただいているが、この考え方は自分の目線を引き上げたいときに大変役に立つと思い続けている。
とにかく世界を俯瞰してみる、そして偏らずに世の中を見て、正しく判断する。もしくは
具体的ないろんな事象を見続け、それらをまとめて全体的な視野で物事を見る目を養うこと。
それが発展、前進への道だと理解している。
とかく小さいこと、具体的すぎることに人間の関心は流れやすい。でも、そこにいては
考える力が養われない。
今の世の中の情報の流れを見ていると、本当にどうでもいいことに目を奪われやすい。
その次元にとどまらず、目線をあげて世の中を見るようにしたい。
どうすればいい方向に向かうのか?考えるようにしたい。
上に向かって、高みを目指して生きる。
それは、理想に向かってという意味である。
ちなみに、私のなかのアウフヘーベンは三拍子。ワルツである。
正・反・合。1,2.3。精神が高まる三拍子。とても心地よい。
生涯、アウフヘーベンを忘れず、今日も上昇志向でいこう!
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