おかげさまでリリースのバレンタイン!

昨年秋に急きょ企画を決定した、4枚目のアルバムが本日リリース!
いよいよ発売開始となります。
10月のふるさとLOVEコンサートをきっかけに、11月札幌芸森スタジオでの
レコーディング、さらに12月より配信ライブへの挑戦、そしてCDアルバム
の制作・・・。わたしなりの、愛を込めたアルバムであるため2月14日の
バレンタインにリリースできるようにと小さな目標を立てました。
そして、なんとかかんとか予定どおりカタチになりました。
ネットでの準備はまだ進行中ですが、走り出すことはできました。

今日は早速、岐阜市のデイサービスでのバレンタインコンサートも
行います。心をこめて、お世話になっている皆さんに愛をお届けしたいと
思います。

マーサの新アルバム「おもしろうて おもしろうて やがて・・・」。
60年の人生をふりかえり、ルーツに、ふるさとに、人生に寄りそった1枚
であり、グラン・ルー25周年事業の集大成ともなります。
9年ぶりの新アルバムとなりますが、まだまだ成長せねばならぬと
背筋が伸びる節目にもなりました。

このアルバムは皆様にご自宅や移動中に楽しんでいただくほか、
岐阜市の活性化にもお役に立てられるように、各種提案や支援を本格稼働して
まいります。

新アルバムの詳細・お申込みはこちら
(サイトは順次更新中です。)
https://www.mahsa.jp/creation/
また、CD以外にも、ネット配信での準備もすすめております。用意整い次第
ご案内申し上げます。

おもしろうて おもしろうて やがて・・・のマーサ時間をどうそお楽しみください。
多くの方のご協力に、改めて心より感謝申し上げます。

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ふるさとに星店 発見!

昭和時代、わが幼少時の賑わいがなつかしい岐阜市の中心的な
商店街、柳ケ瀬。神田町といえば、地元の人であれば皆知っている
かつての繁華街・・。そこに最近みつけた喫茶店!
岐阜といえば、名古屋に負けない喫茶店の町であるが、郊外での出店
が多い中、まちなかの、しかも古いビルの2階にあるお店。
たまたま、道を歩いていて、好きな落語家のポスターが掲示されて
いたのが、きっかけ。
「こんなところで、落語?カフェで?2階?」
どうやら、いろんなイベントを企画したり、イベント用に貸し出しも
しているようだ。でもコーヒーやケーキにもこだわりがあるとのこと。
便利であるけれど、静かなロケーション。
さて、どんなお店なんだろう?
早速伺ってみる。その空間がとても心地よく、主人にとっての理想のカフェを
実現していると感じた。
柔軟に動かせる店内家具。ワークショップから落語会、各種ミニイベント。
いかようにもアレンジができる。ピアノがないのは残念であるが、楽器も
持ち込めば十分コンサートも可能。
店内には地元のアーチストたちの作品や告知ツールがきれいに掲示されたり、
セッティングされていたり・・・。お客さんは自由に見て、好きなように
楽しめる。
ひとりできたい店。もちろん二人でもいいが、あまりおしゃべりは似合わない
お店。かといって、決して敷居が高いわけではなく、店主は謙虚で丁寧な接客を
されている点も、心地よさのひとつ。
静かにゆったりとしたちょっと知的な時間を楽しむ。そんな空間。
店主は脱サラされ、この店を立ち上げたようだ。岐阜が喫茶町であることも
あり、自分のやりたいカフェでもって、岐阜を元気に盛り上げたいとの思いで
このお店を運営されている。素晴らしい!

手作りのあたたかい空間に、カウンターがあり、そこで店主がコーヒーを
淹れる姿もなかなか絵になる。
先日、落語会にもお邪魔し、その余韻を楽しみながら、読書時間でも・・・。
わざわざ行きたくなる喫茶店。

久しぶりにいいお店に出会えた。「星時」というお店であるが、三つ星か
五つ星かの相対的な星の数ではなく、どことも比較したくないオンリーワン
のきらり星のような存在。
地元の応援を精力的にされており、さまざまな情報ツールもおいてもらえる。
ということで、あつかましく明日発売予定のCDのフライヤーも早速置いて
いただけた。うむ、なかなか絵になっている。

時を刻む、星のような空間。
また、わざわざ足を運びたい。

どうぞ ふるさとで長く、長く続いていただきたい。

https://hoshidoki.com/

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「こんぺいとう」と信長縁。

新しいアルバムができて、ジャケットを何度も何度も眺める。
岐阜城、漁火、そして信長と夢・・・。そんなイメージ
を表現した世界。
自分のなかでは、自分なりの信長の像ができてきた感じだ。

そんな折、たまたま 最近全然チェックする時間もなくなっている
Amazon primeの映画のリストを見る。
「本能寺ホテル」という名の映画をみつけ、そうだ、こんなのも
あったのだ。と迷いなくこれをすぐ視聴。

信長の終着点であるこの本能寺。どう描かれているか。前情報もなく
突然映画の世界に入った。現代と信長が生きた戦国時代がホテルを舞台に
シンクロするとても不思議な映画。
その時代の転換点に出てくるのが、なんと「こんぺいとう」。
そう、信長が南蛮文化が好きであったということはよく知られており、
そのなかでも、コンフェイトー(金平糖のもともとのポルトガル語)も
気に入っていたということは何度か読んだことがある。
その金平糖、しかも京都で以前取材もさせていただいた老舗の金平糖
屋さんのそれが映画に何度も出てくる。
金平糖を食べて、ホテルのエレベーターに乗ると、信長の時代にタイムトラベル
するというものだ。

この金平糖。実はここ1~2年、よくいただくことがある。
まさにこの映画に出てくる金平糖と同じものだ。
「はい、季節のが出ましたんで」と、京都でお世話になっている方が
よく持たせてくださるのだ。
なんだか、映画をみていたら、金平糖をいつも私に下さる方は、
信長に関係があるのかもしれぬ。とだんだん思えてきた。

なんて、そんな幻想を抱きながら、本能寺ホテルを見ながら、自分なりの
信長ワールドを再確認。
ああ、もう少し早くこの映画も見ていたら、わが組曲にも「コンフェイトー」
という曲を創って入れたであろうに・・・。

自分が出会うものが、出会う場所は、いろんな形で信長とつながっている
ことが、本当に多いことが不思議でならぬ。
歴史と自分が想像の世界でつながるとは、なんとロマンチックなこと。

金平糖を食べるとタイムトラベルできる。
おもしろうて、おもしろうて・・の
世界がまた広がる。

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アルバム完成で、感無量。

ついに新作のアルバムが完成した。
10月のコンサート前にふとしたきっかけから、アルバムをつくると
決意。その後、11月からバタバタとレコーディングをして・・・。
なんとか、ほんとうにカタチになった。

9年ぶりのリリース。4枚目のアルバムになる。
納品された荷物を開封するときは、最初のどきどき・・・。
ジャケットを見て、よし、この色だ、こういう感じだ。
イメージ通りに仕上がっている。
CDを1枚取り出し、開封する。ドキドキは続く。
リーフレットや背帯や、CD盤や、その背景や・・・。
全部イメージどおりになっている。ああ、良かった。
見た目はこれでOKだ。


そして、肝心な音の確認・・・。ここが最高のどきどき・・。
本人だからこその、聞くしんどさがある。
聴いていると、だんだんうつむいて、真剣に聴いてしまい、あらを探す。
欲を言えばキリはない。でも、もうできてしまった。

曲を聴きながら、この9年間のことを思い出す。
親のことを歌った曲のときはさすがに、涙があふれた。
このCDができたのに親がいない・・ああ、親がいなくなってからの作品だった・・・。
どきどきはらはらしながら、ひととおり聴き終え、完成した実感を味わう。

50代最後の演奏。そしてグラン・ルー25周年の締めの取り組み。
なかなか、よくがんばったね。と、自分にひとこと。
出来栄えはともかく、カタチにしたところまでの勢いは認めるとしよう。

まずは無事完成して、とにかく安堵。もしも、これで死んでも悔いなし。
もし何かあったら、これらのCDをお世話になった皆さんに聴いてもらいたい。
それぐらいの気持ちで・・。
作品づくりは、生きた証になる。

この1枚に関わってくださったすべての皆さんに心から感謝。
さあ、バレンタインにリリース!準備を急がねば!
つくって終わりではなく、ここから次のステップに入る。

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保険に入るより、まず日々研鑽。

保険というサービスは、見えない将来、いざに備える安心のための
ものである。
生命保険、がん保険にはじまり、個人向けでも実に多くの保険が商品化
されている。
親が生きていた頃には、私の名前でいろんな商品に加入しており、途中で
整理したことがあったほど。
たくさん入っていれば安心ではなく、重複で無駄もあったりするので
時々見直すことは大切だ。
●●になったら、大変だから・・といって、全部心配して加入していたら
キリがない。

最近、届いた保険の案内は、介護保険に関するもの。
少し前までは、介護とは親世代の話と思っていたが、今回の案内は
自分に向けたものであり、ちょっとショック。
10年後、20年後のことを見据えての案内。
もし要介護2になったら、3になったら、施設に入ることになったら・・
のときのための保険だ。
施設に入ることになったら、まとまったお金が入ってくる。
月々の支払はまあ、安い。都内で食べるランチ代1回分ぐらい。
DMを見たときは、そうか。自分にもこんな時が来るのか・・・。
そうだな。子供もいないし、これぐらいは・・・。と思い
1日DMをそのままにして、考えていた。
ではあるが、翌日、そのDMは捨てた。
自分が要介護のくらしになることを、施設に入ることを今から
計画的に想像して生きることが嫌だと思ったのだ。
それをイメージすると、そうなってしまう感じがしたから。

今はそんな将来もあるかもしれないが、いや、そうならないように
心身ともに鍛え、しっかり元気に自力で生き続けられるように
できたらそっちに投資をしたいと思った次第。

施設に入るお金を手にすることよりも、
施設に入らないための自分づくりにつとめることが優先だ。

頭も体も元気でい続けること。
自分で家事も全部し続けること。
死ぬ一歩手前まで、現役でい続けること。
それを目指す自分でありたい。

ということで、10年後20年度の備えについては
まずは自分の無形財産にもっと注力することにする。

人間、脳に何をインプットするかで、思考が代わってくる。
気を付けないと、流されてしまう。
どこまでも、自立を目指そう!

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勝率100%の仕事に再び挑む。

ほんとうは勝ち負けの仕事は好きではない。
相対的な価値を求める仕事、生き方は好きではない。
あくまでもオンリーワン、絶対的な自分の価値を求めて生きていきたい。
これが私自身の変わらぬ信条であるが、
勝ち負けが前提の仕事もある。

スポーツもそうだ、試合に勝ってこそ、アスリートとしての価値を
認められる。
そして、選挙。こちらこそ、勝ち負けで政治家としての仕事ができるか
どうかが決まる。審査員は市民、県民、国民。
一票でも多く獲得して、地域、国のために尽くす仕事をする。
そのための戦い・・・。
昨今(に限らないが)の政治関連のニュースを見聞すると、残念な
ことが多すぎて、クリーンなイメージとは程遠い世界には嫌悪しか
感じないが、それでもそういったダークな業界人と一線を画し、
本気で世の中を変えたい!自分がその盾となって活動したい!という
純粋で熱き想いの政治家希望の人たちがいるのも事実だ。
世襲もバックもなく、ただ純粋に地元を良くしたい、変えたいという人達。
熱い志で立ち上がる人たちは、勝負に勝たねばその思いを遂げられない。

実はコロナ禍も含めたこの2年もの間に、純粋な思いをもつ、候補者たちの
お手伝いをするという貴重な経験をさせてもらった。
ひとつの市長選、ひとつの県議会議員選。いずれも競争相手には組織票や大き
な支援団体がいるような人も含まれる中、純粋な思いでもって地元をよく
したいという候補者。この人たちの発信力のトレーニングをお手伝いさせて
いただいた。
バックやお金がなくても、しっかり自分の思い、考えを伝えることで、この
勝負に勝つことができる。その考えが人々に共感されれば、人の行動を動かす
ことができる。支援者も集まってくる。
そんな取り組みをお手伝いしてきた。
最初スピーチが苦手だった人がみるみる話が上手になった、言いたいことが
まとまらなかった人がとてもうまく話を組み立てられるようになった。
オンラインでのレッスンであったが、一緒に考え、伝えるトレーニングをした。
時には私が候補者に成り代わって、スピーチをやってご本人に見せた。
今から思えば泣き笑いの選挙戦。すべて水面下の作戦である。
結果は、二勝ゼロ敗。いずれも当選された。本当にうれしかった。
しっかり伝え、伝わった結果の勝利だと思っている。
自分がこんなところでもお役に立つのだと正直うれしかった。

そして、つい最近。新たな相談が入った。
「また、選挙のご相談です」
へ?また?お聞きすれば、先にお手伝いした人たちと同じく、厳しい環境のなか
経験もなく、挑戦される方のようだ。いろいろ背景や思いがおありになるようだ。
支援者によると
どうしても、この人を勝たせてあげたい、その人の考える地域構想を実現させたい、
だから当選させたいとのこと。
コミュニケーションの力がこういう時に役に立つのだ。

こちらもお手伝いする以上、絶対に勝たなければならない。勝っていただかなくては
ならない。

選挙は勝つか、負けるか。100かゼロかの話だ。
私もかかわる以上は、勝つためのお手伝いをする。

二戦ゼロ敗。を三戦ゼロ敗を胸に近い、勝率100%の仕事を絶対に実現しようと
まず心に決める。
大変責任の重い仕事であるが、ダークな選挙業界を変えるために、私ができることの
ひとつはこういうことからでもある。

純粋な、まともな考え、思いを持っている人達が活躍できる政治の世界をつくるために
足元から変えていくために、コミュニケーションの力で勝っていただきたい。

近々このトレーニングはキックオフとなる。
私は応援する以上、その思いを伝えるところから始めたいと思っている。、

コミュニケーションクリエーターの仕事は、政治を変える点でも役に立つ。
世の中を変えるためのお役に立つ。そこが大切だ。

自分がその主役にならなくても、黒子となって、主役となる人たちの力になり
その人たちの人生を応援できることは、なんと誇らしい仕事かと思う。

勝率100%に挑む!


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動機の確認と、素直な心。

何か行動をするとき、予想していたことと違う結果になることがある。
それにはさまざまな要因がある。自分ではこうと思っていることが、相手には
そう伝わっていなかったり、違う解釈をされていたり・・・。
時間の経過のなかで、その違いが大きくなっていったり。

同じベクトルに向かっているか、歩調を合わせて進んでいるか・・。
チームで何かをするときには、いい結果を出すためには、自分だけがんばっても
いい結果にならない。常に周囲の動き方にも注意を向け、動き方も把握しながら、ときに
自らの行動を起動修正しながら動く必要がある。
一度決めたらこれ!とひたすらに走るのではなく、常に確認は重要で、きめ細やかに
コミュニケーションをとって進んでいく力が求められる。

とわかっちゃいるけれど・・うまくいかないことも多いのが人生だ。
心がけていても、思わぬ壁にぶちあたることもある。

そんなときには一旦停止、そして少しだけバックして行動の動機をふりかえる。
そもそもそれをしたのはなぜか?を考えてみる。動機が善であればよい。

そして素直な心。
何かあってもまず自分の至らない点を反省し、解決をするための知恵を出す。
そして協力を呼び掛けることも時に必要。

動機は善か?そして素直な心であり続けること。

最後はいつも同じであるが、「命まではとられない」と思って覚悟を決めて
前に進むこと。

動機が善であれば、まずはよし。

毎日生きていると、いろんなことが起きるけれど、
逃げずにひとつづつ向き合って進んでいきたい。
道は必ず開けるから・・・。





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今日はどんな出会いが?

先日ある勉強会をしたときに、参加者に最近うれしかったことを
尋ねたら、新年に新しいダイアリーを買って、毎日何を書こうかと
考えることが楽しみ!それがうれしい!との答えを得た。
いい話だ。私も毎年新しいダイアリーを取り寄せるが、新しい
ノートには何かわくわくすることを書きたいものだ。
1年間、わくわくをみつけようとの気持ちを維持するには努力も
必要であるが。

さて、その毎日のわくわくのひとつが、毎日の出会い。
今日はどんな人に会えるだろう?そんな出会いがあるだろう?
これは今日が始まってみないとわからない。
気が付けば、昨日まで知らなかった人と、知り合いになっていたり。
実は毎日その繰り返し、積み重ねで、日々多くの出会いをいただいて
いるのだ。
その出会いを見過ごすのではなく、なんとなく出会うのではなく
しっかりと出会い、それぞれの出会いを、大切に心に留めておきたい。

二度と会えない人もいるかもしれないからこそ、その瞬間の出会いを
大切にしたい。

今日も京都へ出向く。
今日は学生さんたち若い人たちとの出会いもありそうだ。

この人はどんな人生を生きようとしているのだろう。
そんなことまでちょっと気持ちを向けたら、会話のひとつも
変わってきそうだ。

今日はこんな人に出会った。出会えてよかったと思える一日に。
また、出会ってよかったと思っていただける一日にしたい。

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社長は会社の鏡。

十数年来の知り合いの、ある企業の社長さん。中小規模の製造業を担っておられる。
加工技術の専門会社の三代目である。
その方が社長に就任された頃に、町工場でも情報発信が必要と広報の勉強会に意欲的に
参加されたことがきっかけ。そこから細く長い糸でつながっている、そんな関係。
新潟で出会ってきた1000社以上の企業のなかでも、忘れることができない社長さんの
おひとりだ。
その方は、名刺1つとっても、当時はまだ珍しかった似顔絵のものを使用したり、
展示会にも早くから出展され、自らの技術力をアピールするべく、とにかく待ちではなく、仕掛ける営業を実践されてきた。
漫画を使ったPOPや、人の顔が見える技術紹介、とにかく一度見たら忘れない、
印象に残る工夫を続けてこられてきたのが印象に残っている。

社長自らが技術者でもあり、営業マンでもあり、そして広報マン。
展示会も県内や東京だけでなく、名古屋などちょっと意外と思われがちな場所にも
いち早く積極的に参加され、思わぬ現地で懐かしい再会をすることもあった。
さすが、情報収集も早く、うまく行政の力も活用しながら、中小企業としてできる取り組みをいち早く実践してこられた。
勉強熱心で、情熱にあふれ、迅速な行動。そして誠実。そんな印象の社長さん。

3年ほどお会いしていなかったが、コロナもあけて、展示会にも出店再開、そんな折、
モノづくりのDXの勉強会にお誘いしたら、ぜひ!ということで、おいでになり
久しぶりの再会、そしてその後、初めて会社に伺う機会を得た。

実はその会社のことは社長、名刺、ホームページ、展示会の様子から存じあげている
範囲で、どんな人がどんな風に働いておられるのだろうか?までは存じあげなかった。
そういう意味で、会社にお邪魔することは相手を知るという点でとても重要である。

今回会社に伺って思ったのは、社長は会社の鏡であるということ。
社長から受けていた会社の印象が、会社で感じた印象と同じであったのだ。
製造業の現場をきれいに保つことは手間がかかる。それをしっかりされており、床から
壁から機械から、そして働いておられる職人さんもみなさん綺麗にされている。
また挨拶もしっかりされ、しかも笑顔付。
これは社長の教育がきちんとなされている証拠だと即実感した。

コンパクトであるからこそできる距離感なのかもしれないが、
社長と社員の距離が近いのも、社長が会社の鏡であるポイントなのかもしれないと
感じた。

中小企業が生き抜くためには、自社が生き延びるための独自の技術力と
それを生かす市場開発力が必須だ。

社長に就任され十数年経過し、多くの試行錯誤を重ねながら、生き延びてきた
自信を一言一言発せられる言葉から、また熱く温かいまなざしから感じ取ることが
できた。

改めて挑戦を続ける中小企業の社長さんに心からエールを送りたいと
思った次第。

「刃物は製造の原点」・・。サイトで知ったこのフレーズも、気に入っている。
その道のプロたちによって、日本のモノづくりは支えられていることも、今回
再認識した。
https://www.kato-kk.net/





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落語家と一緒。

いつの間にか、落語の世界に興味をもつようになってから
久しい気がする。
神楽坂に住んでいたときに、近所のお寺さんで定期的に寄席を
やっているとか、それこそ、同じ町内に有名な落語家の自宅があるとか
で、なんとなく落語について親近感を持ち始めたのがきっかけか。
とくに名古屋に移ってから、関西へ足を伸ばす(というほどの距離でもないが)
機会も増えて、南森町の繁盛亭にはなんどか訪問。
とくにコロナ禍で合間を見ての公演の時期にたまたま行ったせいか、観客が
少ないなかで奮闘する芸人さんたちの姿を見て、芸事はやっぱりお客さんが
いてなんぼやな・・と共感し、気になる落語家についてはその後も活動を
見守っていた。

その一人が、たまたまわがふるさと岐阜で落語をするというので足を運ぶ。
なんとカフェに高座をつくっての落語会。なんとも今風である。
場所柄もあって、若い女性が多数来場されていたのが印象的で、落語は
決して年寄りの、大人の趣味の世界ではないことを知る。

落語の世界は、コミュニケーションの仕事をする者にとっては大いなる学びの
場になる。落語家の話術そのものはもちろんであるが、お客さんの様子を見ながら
落語本番に向かう「枕」の入り方、持って生き方・・・これはとても参考になる。
今日の演目に興味を持ってもらうため、身近な話題から入る例も多い。
今回の公演も、楽しい枕からはじまった。
「つかみ」をとることが、重要。そこでお客さんの気持ちをひとつにして、
落語本体に流れていく。流れをつくるのが、冒頭の語り、枕である。

今回、聞かせていただいたのは笑福亭喬介さんという中堅・若手の落語家。
なんとも本場大阪の生まれらしい、ネイティブな落語家という印象。
話の流暢さだけでなく、思わず笑いを誘う、なんとも言えない三枚目感覚が
人気の秘訣かもしれない。
枕のわかりやすさも特徴かもしれない。
話をきいていると、最近見たこと、聞いたことをうまく取り入れて話している。
本当にあったことか想像の世界かは、本人のみぞ知るのであろうが、
おそらくリアルな話題であろう。常に話題を探しているという姿勢が会話から
伝わってきた。

話を聞きながら、自分の仕事と同じだと改めて思った。
常にリサーチしている。何を見ても聴いても、あ、これはあそこで使える。
ここで使える。と思いながら体験している。
それが仕入れでもある。

アウトプットする仕事をする人は、インプットの時間も大切にしている。
そんなことを感じながら、生身のパフォーマンスを楽しく学ばせていただいた。

落語家さんもコミュニケーションクリエイターである。

さあ、今日もネタになる話題を求めて 身も心も旅に出るとしよう。

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