再見。

台湾に出張を重ねた30代の頃、通訳を担当してくれた方が結婚退職されるときに
くれたメッセージカードのことを思い出した。
もう20年も前の話であるが・・。
「今尾さん、中国語で『再見』は、さよならではなく、また会いましょうという
意味ですよ。再見」
と、こんな内容であった。今、改めてしみじみと、中国語は深いなあと感心する。

人生は出会いと別れのくりかえし。
今週1週間を振り返っても、思わぬところで新たな出会いもあったし、
そして、別れもあり・・・。

別れといっても、元気に別れるのは、まさに「再見」。
元気でいれば、その気持ちがあれば、必ずまた会える。

今朝、なぜかこの二文字を想い出した。
お世話になった方のお仕事卒業の日。
その会社で、お会いすることはもうないが、
きっとまた会えるだろう。

ありがとうございました。そして、またお会いしましょう。再見!
影ながら、笑顔で見送りたい。

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発信すれば、届く、開ける。

最近、実感していること。
じっとしているだけでは何もはじまらない。
けれど、少しの勇気とタイミングで発信すれば、必ず届き、
そして新たな世界が開ける。

最近でいえば、岐阜の「鵜飼」や「信長」をテーマにした
曲を地元でもっと伝えたいと行政の関係各所にアプローチ。
ほんの少しの動きをしただけでも、いろんな発表の場づく
りのヒントが得られる。動いてみて良かった。
またこのことは、社長に絶対言わなくちゃ!と思うことが
あれば、会える場に出ていき、発言すれば、聞いていただ
くこともできる。このことも実現した。動いてよかった。

思えば、わが社会人ライフ。
新しい挑戦の第一歩は、常に発信であったかもしれない。
これまで世の社長さんにお手紙を書いたことが何度あった
だろう。
なかなか会えそうもない方には、お手紙が一番届きやすい。
そして反応を得られた。
伝えた内容が実現したこともあるし、謝罪いただいたこと、
お礼いただいたこと・・・。いろいろある。
おかげで、社長という役割についても学ばせていただいた。

よく思い出したら、よくあんなことしたなあと我ながら思う
発信もあったが、やると決めたら、まっすぐ進む。
根底にあったのは、なんとか良くしたいという思い。

何か伝えたいことがあったら、伝えた方が良い。
但し、よく考えて、タイミングを見て。
相手の立場に立って、どう発信するか。

一通の手紙。
最近は、この手段も少なくなったけれど、この時代だからこ
そ伝わる。ここぞ!というときはコレ!

とにかく自らが発信すること。
もちろん、何のために?その目的こそが大切である。

ふと、以前出した、ある京都の社長さんへのぶあつい手紙を
思い出した。
お元気かしら・・・。手紙が結んだ縁。なつかしい。

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思わず声をかけたくなる瞬間。

株主総会のシーズンとなった。各企業とも緊張感をもって
取り組んでおられることと思う。
ある企業の総会に出向いた。
ここのところ、毎年足を運んでいるが、今年はとくにどう
してもトップに聞いてみたいことがあった。
株主とは企業の大切なステイクホルダーであるといっても、
なかなか声を届ける機会はない。そんななか、総会の参加
や、質疑応答は貴重な機会。熱心な投資家の皆さんも質問
を用意して、参加されている。
議案の説明などを終え、予定どおり質疑応答の時間に。最
初はなかなか手が挙がらない。かといって、自分が最初の
質問だと、ちょっとどうか?
質問には順番もある。すると、とある株主さんが先に質問を
された。
そのあと、挙手をして指名を受け、聴きたいことを説明した。
すると、議長である社長は、一言一言しっかり耳を傾け、頷
きながら、聴いておられ、質問が終わると、まずは「重い質
問をありがとうございます」と言いながら、質問への答えに
ついて、考えを丁寧に述べられた。
質問をすることで変わらないことも多いが、市場のうけとめ
方を知ってもらうこと、直接伝えること・・これは今後の企
業経営にも大切である。

とにかく、議長は丁寧に答えてくださった。伝えたい意図は
伝わったようだ。
その後、どんな質問でもいいのだという空気になったのか、
多くの挙手があり、1時間半あまり質疑応答が続いた。
丁寧に対応されるその議長の采配ぶりに、次第に感動して
いく自分がいた。
株主はこういった議長のリーダーシップや、そこから指示を
受けて説明をされる役員たちの姿勢、言動に注視する。
問題があったことについては真摯にお詫びをし、そして感謝
を伝え、丁寧に説明をし、しっかり聴く。
株主総会とは上場企業にとって、改めて重要なステイクホル
ダーとの貴重なコミュニケーションの機会でもあると、再実
感した。

閉会の挨拶が終わった後、檀上の役員たちはみなさん、退席
されず、そのまま残って株主たちが退席するのを見送られた。
そして、社長は閉会の挨拶後、役員の誰よりも長く深く頭を
下げ、感謝の気持ちを示しておられた。

もちろん面識はない議長であるが、質問に対して丁寧に答え
てくださったことへどうしてもお礼を言いたくなって、帰り
際、ステージの前に行き、社長に頭を下げた。さっき質問
した一人であったか認識されていたかわからないが、
今日、伺った甲斐がありましたよ。という気持ちを伝えた
かったのだ。

と、こんな風にその企業のファンになっていく。それだけ
経営者の姿勢や一言一言が大切であることを改めて学んだ。

これから各企業で総会が続く。
いろんな株主がおられるが、心から応援してくださる株主と
出会え、長く応援していただけるきっかけになる貴重なコミ
ュニケーションの機会である。
改めて、謙虚に感謝の気持ちとともに、共感されるメッセー
ジを届けていただきたい。

帰り道、同じ質問をしようと思ってきた・・という方に
声をかけられ、会話が弾んだ。同じ企業を応援する仲間
同士との出会いもあるのだ。

改めて、株主がステイクホルダーであることの誇りをもてる
そんな企業であり続けることの大切さを学ぶ1日となった。



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フォルモサの国、台湾への想い。

台湾で新しい総統が就任された。
民主主義を大切にされるとのことで、喜ばしい。
ぜひ、台湾らしく民意が尊重される、自由な国として
歩みを止めないでほしい。
今、改めて台湾でお世話になった多くの人々の顔が浮かぶ。

今回、総統を退任された、蔡英文さんを尊敬している。
私から見ると、東洋のメルケルさんという印象だ。
華美な派手なところは一切なく、とにかく知的で聡明。
ブレることなく、信念を貫いた。
仕事をちゃんとする政治家という印象。
コロナのときも、台湾はすごいなと思った。
スマートである。

常に大国との緊張関係のなかで、自らを守るために
自立心を養い、世界のどこででも生きていけるように
研鑽をつむ。
台湾にはそういった人たちが多い。
優秀な仲間、明るいコスモポリタンたちの笑顔が浮かぶ。

蔡さんは幅広い層に支持された政治家だったと思う。
ああ、蔡さんのような人がリーダーだったら。と
私の仲間で、そうつぶやく人もいた。同感だと思った。
台湾の方が女性の社会進出が進んでいる。今も昔も・・。

そして、日本のことを大切に思ってくれる隣人でもある。

蔡さんが退任されることは少し寂しい感じがする。
励まされてきたからだ。
あんなにがんばっておられるのだから。と何度もそう
思った。
メルケルさんの退任のときも同じだった。

真に優秀なリーダー。
次代にまたそう呼べる人たちが誕生するように。
今、覇権争いに夢中になっている大国のリーダーではなく、
小国から世界を動かすパワーが生まれてくることを願いたい。

蔡さん、お疲れ様でした。
これからも台湾を応援します。
台湾加油!
大航海時代のポルトガル人が呼んだ、麗しの島、フォルモサ。
今もどうぞ、輝き続けてほしい。
絶対に、今のままの台湾で・・・。

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「動機」がすべて

日々、いろんな行動をしながら、生きている私たち。
日々の行動の前には、「目的」や「動機」がある。
「目的」とは、まさに行動の根本的な問い。
「何のために行動をするのか?」それを意識しているか
どうかで、その行動に意味があるかどうか?
そして結果も、変わってくる。

一方、「動機」とは、漢字を分解すると「動」く「機」会。
行動するにあたっての理由。行動しようと思った背景、思い、衝動。
「目的」はより理性的で哲学的であり、「動機」は感性的であり、直感的ともいえる。

「あ、これしよう!」と思い立つのは、何らかの「動機」によってということが
多いように感じる。自らの内面から湧いてくる、ひらめき、衝動のようなものが
行動を起こすことがある。そのきっかけになるのが「動機」。

たとえば、6月1日に予定している新潟県糸魚川の駅からほど遠い山間の
茶店(カフェ)でのコンサート。楽器もないお店に、キーボードを持ち込んで行う。
動機は、この十数年ずっと応援していただき、自分も応援しているこの店が
今年25周年だとお聞きしたこと。
「記念のコンサートでもやりますか?」最初は少し冗談で。
「そうですね。80歳には店じまいをするかもと思っていますので、そのときに
お願いします」おそらく、これも冗談交じりで。
「いやー、終わりにするより、未来に向かっている今、やった方がいいんじゃない
ですか?」
ふと、絵が浮かんだのだ。
「これで、閉店します」というタイミングでのファイナルコンサート。
こういう場面も確かにあるが、やはり愛の元気人としては、これからもがんばるよ!
というタイミングの方が良いのでは?だんだん本気になってきた。
ということで、店主に提案、説得に出向き、(わざわざ糸魚川まで行った)
そして、25周年コンサートの開催が決まった。

動機は、「終わりにやるより、今やらなきゃ!」このことだけである。

今やらなきゃ。今しかない。

一度決めたら、店主もがぜん張り切って、今や常連さんや地元の方と一緒に準備を
楽しみながら進めておられる。
この動きを見ているだけでも、ああ、良かった。今やろうと決めて良かったと思って
いる。

「動機」は内面からあふれる。
「動機」はパワーを生む。
「動機」は人を動かす。

と、そんなことを最近思っている。

「行動は動機がすべてだ。」
背中を押すチャンス。それが動機。
もちろん、善の方向に向かう行動でなければならないが。

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道を開いてくれた人。

赤松良子さん。女性が社会で活躍できるように、男女差別なしで
働けるようにと、さまざまな取り組みをしてくださった方。
人生の大先輩だ。
お会いしたことはないが、今から思えば、生きておられる間に
お会いして、お礼を言いたかった人である。

なんといっても、男女雇用機会均等法を作ってくださったこと。
このことだけで、もう感謝しかない。
実は私が社会人になった年から、この法律が施行された。
おかげで、同期の男性と同じ初任給であり、仕事も男女関係なく
させてもらえた。というか、この法律施行の初年度でのお試しと
なった。さて、オンナがどこまでがんばるかお手並み拝見といった
視線も感じながらの社会人デビューであった。
とてもありがたいことであった。
もし、この法律がなかったら、今の自分はないと確信する。
女性はお茶くみ、結婚したらやめるもの・・女性が働くなんて
・・とされてきた時代に、赤松さんは戦ってこられた。その結果、
私たちが働きやすい環境になってきた。
そして、どんどん改善され、女性が社会参加しやすい、
いい時代になってきたのだ。
そうではなかった時代に努力され続けた赤松さんをはじめとした
諸先輩のご苦労を思うと、本当に頭が下がる。

その歴史を忘れてはいけないし、女性が働くことは、特別
なことではないから、女性だからといって、特別に権利を主張
することも違う。
働く以上は、機会をいただいていることに感謝して、
男女関係なくがんばるのみだ。

と、ずっと私自身も約40年走ってきているが、ふりかえれば
恵まれた時代に生まれ、赤松さんのような方のご苦労があったから
今、コミュニケーション・クリエイターです。なんて世間さまに
言えるのだ。

赤松さんの生前のインタビューで、
「人を励ます。そんな人になりたい」と言われていたことも大変
印象的だった。こういう思いのもとに、勇気も沸き、道を切り開かれた
のだろう。素晴らしい!

私は、恵まれたこの時代に自由に仕事をさせていただき、生きがいも
感じながら生きさせてもらっている。
そのことに感謝して、
人を元気にする。元気の素を与え続ける人になりたい。

強い女性とは、気が強いだけではない。
信念の人とは。理想に向かって、やり抜く人だ。
素晴らしいお手本!
赤松さまの偉業に心から改めて感謝したい。

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ハイブリッドプレゼン

対面でのプレゼンが当たり前というのは、今や昔の話。
コロナ禍にはオンラインでのセミナーやプレゼンが通常のスタイルとなった。
そして、今は対面のスタイルが戻りつつあるが、対面+オンラインというハイブリッド
のスタイルという選択肢も増えた。

オンラインを活用した方が、より多くの関係者が参加できることもあり、
わざわざ全員が出張しなくてもよいため、大変便利で、効率も良い。

たとえばお客様の会社に出向くプレゼンをハイブリッドで行う。
プレゼンする側がハイブリッド、お客様は全員対面というケース。
現場に行く対面担当の人が主役となって、話をすすめる。
お客様の顔を直接見て話せる人は、その役割をしっかり担い、空気を読みながら
ファシリテートしていく必要がある。この役割分担が実は大変重要だ。

オンラインで参加している人ももちろんも説明やディスカッションにも入る
が、現場にいないという点では、対面で話すよりは、どうしてもの距離感はある。
音が聞こえづらかったり、お客様と対面担当のやりとりで何かあったときに咄嗟に
ヘルプできない。そばにいれば、すぐサポートできるのに・・・。
リモートで参加する側にはちょっともどかしい感じになることもある。

全員がオンラインであれば距離感が同じでこれはこれで問題ないが、
お客様側が全員対面で、プレゼン側がハイブリッドになると、対面担当の力が
試される。

でも、どこからでも何名でも参加できること自体、素晴らしい。
コロナのおかげで、ハイブリッドプレゼンが日常になったのだ。

と、ハイブリッドプレゼンに、リモートで同席しながら、リアルコミュニケーション
に勝るものはないということと、利便性を活かしながら、どう役割分担をして、
伝わるプレゼンを行うのか。について改めて考えさせられた。
ポイントはチームワークだろう。

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同じことは話せない。

子供のころから、オルガンやエレクトーンを弾く際、アド・リブが得意であった。
アド・リブ、即興・・・。その場の発想で自由に表現するスタイル。
その場で自由に弾いてしまう、それなりに弾いているだけで曲ができる・・。
もちろん楽譜はない。勝手に指が動くというものだ。

これは話をする場合でも、即興的に言葉が出てくる。
話すことを生業としている人には、それは当たり前のことか?
台本どおりではなく、それがなくて話せること。

ある仕事で、同じ内容で同じ時間で、違う人に向かって話すという
タスクがあった。
パワーポイントで何枚かを見せるようにし、そこにはポイント的なワードや
デザインを入れているだけで、原稿はとくにない。
この流れでこういうことを話せばいい・・という程度の準備。
構成さえ崩れなければ、それなりにカタチにはできる。
ということで、3回の本番を続けて行った。

予想どおり、同じ話はしなかった。できなかった。
聴いている顔を見ながら、相手の様子を見ながら、話題を少し変えたり、
起承転結は変わらないが、とにかく違う話になっていた。

ライブで鍛えられているからかもしれない。その場でのベストを尽くす。
ということで、三回とも違う話になったが、3回とも聴いていただいた方には
その違いをしっかり体感いただけた。

話術があるとか、そういうことではない。アドリブが得意ということだけだろうが
同じことは話せない。気が付けば自由にやっている。自由にやれるときの方が相手に
ライブに伝わる感覚もある。

原稿を作らないで人前で話す経験を重ねてきて、また即興に親しんできた時代もあって
それらが今に生きている。

説得力のある話をしたいときには、自分の言葉で。



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いい点を組み合わせる。

最近、ビジネスコミュニケーションでは、メールの他に、たとえば TEAMSのように
チャット形式のツールも活用されている。
メールは自分から見に行かないといけない。という点で、情報が入ってくる、動きが
わかる、やりとりが容易という点で、チャット類の便利さは確かに使ってみると
良い点もある。
とくにチームで仕事をする場合には、それが有効であると最近、実感している。
「いいね!」という顔マークでのレスポンス。顔マークで返事の内容や、評価の状況が
ひとめでわかる。お互いに人間関係ができて入れば、違和感なく受け入れられる。
人間関係があるという点は大切と思っている。

一方、この顔マークでは、丁寧さはないため、相手によっては失礼な印象になることもある。
反面、メールであると、思いを伝えたりできるので、その良さもある。
でも、長文のメールになると、ちょっと・・ということもある。

今コミュニケーションのツールは多様である。
だから、それぞれの良さを理解し、相手やオケージョンによって使い分けたい。
また、自分らしいやり方ということもあるかもしれない。
いずれにせよ、相手に如何に伝えられるか?が大前提になる。

そして、どんなツールよりも、対面、リアルなコミュニケーションが一番重要で
あることは間違いない。

いい点を理解し、組み合わせてうまく使う。

気持よくちゃんと伝えたい。
伝わったかな?の確認を忘れず、今日も丁寧に過ごしたい。

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働いていただく。

すでに,現在大学4年生の就職内定率は7割を越えているということで、
大変驚いてしまう。
いかに3年のときから真面目に就活をされてきているのか。そして
まだ1年学生生活が残っている段階で、安定した未来も手に入れている。
有意義な4年生をお過ごしの学生さんが多いということだ。

大学3年になったら就活。もっと勉強する時間を持った方がいいのに。
大学生活とは、就活の時間なのか?そんな風にも思える。

そして、企業にとっては早い段階に内定は出したけれども、
来年の春に本当に入社してくれるのだろうか?
ということで、内定後もさまざまなコミュニケーションをとる。
学生が他に行かないように、辞退防止ということらしい。
そのための今どきの企業努力も、大変だとつくづく思う。

一方、この春入社した新入社員で早くも退職した人も多いと聞く。
まだ1か月。いや、入ってすぐやめる人もいるとか。
そのやめ方も、自分で退職の連絡をせず、代行業者がそれを担うらしい。
そんなビジネスもあるということで、これもびっくりするが。

せっかく決まった就職先もいざ入ってみたら、期待していた職場、配置とは
違っていたということで、やめていくそうだ。
少しの忍耐やしばらくの努力はないのかと思ってしまうが・・・。

なんだか、働く人が偉くなっている。
企業は「働いていただく」相手に、いたれりつくせりの対応をする。

働かせていただく。この気持ちがないと、うまくいかないのではと
思うが、どうも「働いていただく」という現実だ。

人がいないと企業は成り立たない。
いい出会いを得ること、そして関係が途切れないこと。
学生さんも大変であろうが、企業も大変だ。

就活をろくにしてこなかったわが人生であるが、
そんな苦労もなく、いい会社に出会えたことは、本当にラッキーだったのだと
今改めて思う。
働かせていただけて、ほんとうに良かった!

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