コミュニケーション能力を高めるには?

コミュニケーション力はいかに身に付くか、つかないか。

もし、自分がいきなり一人で見知らぬ国に行き、そこで
生きていかねばならない、となったら、どうするか。
しかも言葉も十分に話せなかったら、、、。

それはそれは必死で勉強するだろう。
そして自分を知らない、自分も知らない相手に
どうわかってもらうか、試行錯誤するだろう。
命がけで伝えようとするだろう。
そして、
挫折や失敗を繰り返しているうちに、少しづつ理解してくれる人が
出てきて、毎日が変わってくる。
・・と、そんなことを想像する。

知らないところへ行く、そこで学ぶ、そこで生きるという
ことはコミュニケーション力を養うのにとても大切だ。

一方、生まれ育った小さな村で、そのまま生涯を生きることになると
何も言わなくても自分のことを知っている人ばかりで
なんとなく、それを当たり前として、人生を過ごしていく。
田舎になればなるほど、むしろ余計なことは言わないようになり、
わかっているつもりが、実はそうでもなく・・
また自分をわかってもらおうとする努力も必要なく・・
そして、いざというときに
伝わらなかったり、もめごとに発展したりすることもある。
ずっと同じところにいると、わかっているようでわからないまま、
コミュニケーション力も身に付かない。

そんなことも考えられる。
もちろん人生の価値観はそれぞれであり、
生まれ育った村や町でそのまま育っていくのももちろん良い。
一方、外に出たら世界も広がり、人に対する見方も変わって
行動も変わって、自分の成長にはとても良い。

最近、自分は外へ出る人生を無理やり選んでしまったことを
本当に良かったと思うことが多い。

知らない人しかいない町で生きること、その術を身に付けること
はとても大切だ。
そして、言葉は本当に大切だ。
決して詭弁、雄弁は好きではない。政治家の言葉も好きではないが、
そうではなく、普通に社会で生きる人間として、
伝えようと努力する姿勢こそが大切だと思える。

努力しなければ、伝わらず、
努力しなければ、人生は寂しい。

努力すれば、伝わり。
努力すれば、心豊かになる。

お金があるよりも、心豊かの方が幸せかもしれない。
すべて、コミュニケーションにかかっている。

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