9月11日。
今年で17年になる。
21世紀がはじまってまもなく、世界を震撼させたあの事件。
あの日から、世界では「テロ」という言葉が多くの人に
それがどういうことであるかを理解させることになってしまった。
この言葉は知らなければ、縁がなければその方がいいのに、
日常的にこの言葉が用いられるようになった・・・。
物騒な世の中になった。
あの日、あの事件の影響で、私は9月11日NYに向かうはずが
アラスカに降り立った。
緊急着陸と現地での待機3日間。
人生初のオーロラの感動は、皮肉なことに、このテロ事件が
あったからの経験となった。
この日から、自分は運がいい。だから大切に生きなければ
ならないと思うようになった。
あれから、17年。
なんでも時間の経過とともにその記憶は薄らいでいく。
でも、意識をし続ければ、自分が思い出す限り、
私の中では消えない一生の思い出だ。
今は、同じ飛行機にのっていた人たち~ともにアラスカで
過ごした仲間たち~は元気だろうかと思い出す。
とにかく、何があっても私は今日という日には
あの悲惨なNYの姿と匂いと・・人々の涙を
思い出し、生きることについて、しっかり思いをはせると
しよう。
原爆と同じだ。二度と起きてはならない人災。