実は、大人になってから、ふるさとを想い、叶えたい夢があった。
それは、自分の出身地の名前に由来する。
自分が生まれ、育った岐阜の町名は「芋島」という。
その字のごとく「いもじま」と読む。
その名前が、子供のころ、いやでいやで・・・地名を口に出すのが
恥ずかしかった乙女時代。
今となっては。そのこと自体が笑えるが、幼少時の自分にとっては
この地名ゆえに「芋ねえちゃん」とか「芋臭い」、とにかくいやなあだ名が
つきはしないかとか、いじめにあわないかと・・(考えすぎ)
とにかく、うら若き乙女には、恥ずかしい地名で、それも
自分をふるさとから脱出させるきっかけのひとつだったかもと思えるほど。
地元を離れれば、その地名を口に出す機会は確かに減った。
時を経て、農業関係の人々と交流し、いろんな世界を見るようになると
この地名もなかなかいいではないかと思えるようになり、
さらには、「芋島」とは、英語で言えば、ポテトアイランド!
かっわいい~。いいではないか~。
よし、いつかこの「ポテトアイランド」という名前を使ってふるさとに
役立つことをするぞ~!と思うようになったのが、10年ほど前だろうか。
この気づきは、農業青年たちや、JAの人たちとの出会いの影響が大きかったと
思う。
さて、そんな思いがこのたび実現することとなった。
たまたま、名古屋で出会ったビジネスウーマン。
ほんとうに、たまたまの偶然。ではあるが、今となれば必然、運命の出会い。
名古屋岐阜地区で司会業として活躍するその彼女、よく話をしてみれば
なんとまあ、同じ町の出身、しかも小学校・中学校の後輩にあたる。
同じ岐阜出身どころではない、呪縛の「いもじま」出身であったのだ。
お互い
「地元に、こんな人がいたのか~~~!」
である。
彼女もこの地名が恥ずかしかったらしく、そして彼女も、学生時代など
自分のニックネームに「ポテトアイランドのみぽりんでーす」と
使っていたというのだ。
いやはや、この運命はただもの、ただごとではない。
ということで、私たちはこのたび、ユニットを組むことになる。
両者にとって、それぞれの仕事のコンセプトや領域を生かしつつ
相乗効果を図れる新事業だ。
地元に目を向けたとたん、こんな出会いに巡り合い、
新たな縁に大きな可能性を感じている。
その第一弾の活動がまもなくはじまる。
ゼロからの発想が得意なマーサと、イチからの展開が素晴らしいみぽりん
とこれまた才能の配分・分担も申し分ない。
楽しくわくわく。
誰もやったことのない新境地を開いていこうと考えている。