まさか・・。
本当に人生は、ほんとうに不思議だ。
フランシスコ ザビエルゆかりの地での演奏。
3年前それを実現したのは、平戸でのこと。
その余韻はいまだに消えることなく、
世界遺産登録が決定されたこの夏、
改めて、ザビエルが残した足跡について
思いを馳せ、再び平戸に足を踏み入れた。
そんなときに、山口出身の仲間から連絡が入る。
実は、昨年からじんわりアプローチをしていた
山口市。この町にも、ザビエルは滞在し、人々と
交流しながら、布教活動を行った。
生きたサビエルを感じることを感じる町である。
昨年はじめてたずねた山口のサビエル教会。
この地では、ザビエルはザビエルではなく「サビエルさん」と
呼ばれ、実際にスペインのザビエルの故郷と山口市との
交流は今もさかんだということを知る。
この山口市では、日本ではじめてクリスマスと
いう宗教行事をはじめた、広めたということで
12月には町が「クリスマス」一色になり、
「山口市はクリスマス市になる」という活動を
しているそうで、これもサビエルの影響であると
改めて関心を寄せる。
そのクリスマス市がはじまる12月1日。
毎年サビエル教会でのセレモニーを皮切りに
町でさまざまなイベントが開催される。
著名なアーチストたちも参加し、市民が駆け付け
絆をテーマに、ホットな冬が始まるそうだ。
今回、まさかの知らせ。
この12月1日のセレモニーなど記念イベントに
出演を・・とのこと。
そう、わがサビエルに寄せる曲、「フランチェスコの夢」
をザビエルゆかりの地で演奏することになった。
いや、歌わせていただけることになった。
まさか?なぜ?自分にゆかりのなかった平戸につづき
山口で???
ここにいたるまでに出会ったさまざまな人たち、
そこから応援してくださる方がいて、背中を
押してくださって、地元で動いてくださって・・・
おかげさまで、
サビエルを尊敬する山口の人に、ザビエルに捧ぐ曲を
聴いてもらえることになりそうだ。
ほんとうか?まさか?
平戸の土を踏みしめながら、サビエルが歩いたかも
しれない道を歩きながら、見えないザビエルの存在を
感じる。
「まさこさん、次は山口へ。お願いしますよ」
と言っているように感じてならない。
平戸から山口。
サビエル縁で私は普段歩かない道を
歩くことをはじめている。
感謝しかない、驚きしかない。
まさに
人生は、アメージング。
ザビエルと一緒に背中を押し、応援してくださっている
皆さんに心から感謝を込めて・・・
今日から9月だ。心新たに。
自分とサビエルの共通の記念日まで3か月。
心ひきしめて、夢に向かうとしよう。