受け入れる力、咀嚼する力をもっと。

コミュニケーションとは、食事にも似ていると思う。
そして、コミュニケーションも、食べることも 生きることと直結している。

人とのコミュニケーションは本当にむつかしい。
正直、面倒くさいとか、厄介だとか思うことが時にはある。
自分の価値観と違う人に出会うことももちろんあるし、
共感できない、違和感を覚える言動や行動に出会ってしまうこともある。

そんなときも、いらっとせず、怒らず、
その違和感ある言動、行動をも、
あ、そういうこともあるのだ、そういう人もいるのだ、
と冷静に受け止め、ときにはぐっとこらえたり、自分自身で収めたり
でも、ときには、うまく切り返したり・・・。
この自分との葛藤が実は大変だ。

人とのやりとり、いろんな衝撃、違和感も含め、大きな心で
まずは受け入れる、そしてよく噛んでみて、いいところだけいただく。
コミュニケーションもそんな風に心掛けたい。

入れてすぐ出そうと思うと、しんどいときもある。
おかしいなと思ったときは、よく噛んでみる。
それから、出してもいいのだ。

そして、経験とともに受け入れ口は大きくなった方がいい。
大きな器で、余裕をもって受け入れることができる、
そして、しっかり噛んで、入ってきた情報の
良いところだけをいただける人になりたい。

コミュニケーションとは、情報や思いを交換する行為。
美味しいものをいただくより、訓練が必要かもしれないが、
出会いを素敵な経験に育てるためには、それが必要だ。

コミュニケーションクリエイター、今なお修行中。

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