約九年前に手探りで始めた、ラジオ番組。
NHKの大河ドラマで「天地人」を放送していた翌年。
では、と言うことで、名付けた番組名が「愛の元気人」。
愛と義をうたっていた謙信のドラマを横目に、
新潟を愛で元気にしたいと思って企画して始めた、この番組。
コンセプトは、ハッピーコミュニケーション プログラム。
月一回一時間の番組。放送されてしまえば、あっけないが
違う草鞋を履きながら、企画シナリオ、ゲスト探しは、
途切れることのない課題。
終わったと思えば、すぐ始まる。
新潟出張の予定に合わせて収録するには、毎回調整も必要で、
関係者の皆さまの協力もなければできなかった。
ラジオやテレビなどメディアに出たことのない人たちの
広報の実践の場になればとの思いで、あえてそういうのに
されていない方を中心に出ていただくようにした。
そして登場いただいたゲストは150組を越えた。
何年か前に、この流れに
なんとなく慣れてきている自分に自問し始めた。
「私はこれをいつまでやるんだろう」
それからずっと考え、「よし、100回まではやろう」
とゴールを自分で唱えながら、頑張った。
そして先日の7月放送分が100回。
予定どおり、ラジオ局の番組編成時期も含め、
ちょうどいいきりとして、来月9月分をもって卒業することに
なった。
あと残すは一回の収録、二回の放送だ。
悔いはない。
加えて9月は、グランルーの20周年を迎える。
華々しい記念事業もあるけれど、
つぎに向けて、節目で結ぶ、というのもありだ。
終わりは次のステージの始まりだ。
やっていること、やり続けていること自体に
しがみつかず、節目節目で切り替えていく。
これが自然でいいことのように
思える。
全ては、悔いない人生のために。