隔月ごとに実施している、岐阜新聞本社ロビーでのコンサート。
昨日もおかげさまで、多くのお客様においでいただいた。
が、前方にいつも座っておられるおばあさまとそのお仲間の姿が見えない。
きくところによると、そのお婆さんは、この週末に突然亡くなったのだそうだ。
だから、そのご近所のご一行様は今回、皆さんおいでにならなかった。
決まった席がいくつか空いた。
もちろん新しいお客さまも毎回おいでになるから、コンサートとしては
問題ないのであるが、
いつもあそこに座っていたお婆さん・・・がいないことが
そしてもう二度と来られることがない・・・ことが
信じられず、そして寂しすぎる。
歌を歌いながら、前回までのおばあさんの熱心な聞きぶりを思い起こる。
ああ、本当になくなってしまったのか・・・こみあげてくるものがある。
コンサートの後には全員と握手するようにしているから・・
前回、そのお婆さんにも声をかけていたはずだ。
いつだれがどこで帰らぬ人になるかわからない。
だから、こんなことは、驚くことでないかもしれないが、
でも、やっぱり寂しい。
レクイエムとして、オリジナル曲「紅い灯ゆらり」をうたった。
次回はお願いだから、誰も欠けないでほしい。
そういう気持ちで、今回もお客様ひとりひとりと固い握手をする。
いつもおいでいただいた、おばあちゃん。
ご冥福をお祈りします。
応援いただき、本当にありがとうございました。
笑ったかわいらしい顔が頭から離れない・・・。