ふたたび、ザビエルにスポット。


これらはいずれもフランシスコザビエルの記念像である。
長崎と山口で出会ったものだ。
天に向かい、神に祈りをささげる姿だけでなく、
人々と交流する姿というのも、興味深い。
人間ザビエルを感じることができる。

ザビエルは16世紀半ば、日本で初めてキリスト教を布教した。その後日本中に、アジアに、キリスト世界に
大きな影響をもたらした。
ザビエルの死後、政教分離がなされず、17世紀はまさに禁教、暗黒の時代。
抑圧されながらも、隠れて逃れて、踏み絵を踏まずに、信仰を守った人たちの
子孫が今もいる。
世界から見れば、その独特な信仰の歴史が、このたび念願の世界遺産登録を
果たした。

一方、今年明治維新から150年。
維新はじまりの地として、山口市はその背景にザビエルの存在を挙げている。

今、長崎で。山口でザビエルの存在が注目されそうだ。

世界遺産登録のタイミングとあまりにぴったりなのが不思議であるが、
今再び、ザビエルの曲を演奏したいと思い始めている。

いつもの妄想かもしれないが、私の中で
ザビエルの風が吹き始めているのだ。

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