恐るべき「をんなごころ」

ある説によると、女性のストレス解消はおしゃべりや、買い物、グルメ・・だそうだ。
自分にご褒美などと言っているのも、結局は言い方はよろしくないが、ストレスのはけ口だと思う。
男性は、ストレスがたまるとおしゃべりではなく、黙るそうだ。そしてお酒に走るのか・・。
買い物をして、ストレス発散というのは男性には当てはまらないようだ。

とすれば、世の流通業の味方は、キーマンは基本的には女性。
そして、はじまった夏のセールのターゲットも、貯金のように
ストレスをためた女性たちか。
名古屋の駅前のデパートではじまったセール。平日でも開店前から長蛇の列。しかし
新宿のお店に比べればかわいいものだろう。
とにかく、昔も今も、女性はバーゲンが好きだ。

デパートに並ぶ女性客。(ほんとうに男性が並んでいないから不思議だ)
一方は賑わい続けている駅前のデパート。
そして、もう一方はこの日で閉店をする町中のデパート。
どっちも主役は女性たち。

その昔は、町中のそのデパートを利用していたお客さんも、いつの間にか
駅前のデパートへと移っていったのかもしれない。
とにかく客足はそちらに向かって動いたのだ。

女ごころは、情報とともに、世のトレンドとともに動く。
とても動物的だ。
それは。あるときはビジネスチャンスにもなるが、
そっぽを向かれると、業績は低迷、閉店に追い込まれることもある。

今回、セールに賑わうお店の行列と、
閉店でにぎわうお店の行列を見ながら
いろんなことを考えた。
後者に並ぶお客さんにとっては、閉店ももしかしたら
ひとつのプロモーション、催事のような感覚なのかも
しれない。

女心は移りやすい。
いいときはいいが、怖い。

先日参加した株主総会でもそう思った。
女性の感性、感覚は、大変主観的であるが、
拡散しやすい世の中においては、
なかなか取り扱いづらい、モンスター的な
部分もあり・・・。

女心をうまくとらえ、うまくかかわっていくことが
これからのビジネスには不可欠だ。

なんだか、男の方が楽だという気持ちにもなって
しまうのは、なんだろうか・・。

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