「いやーね。実はマジシャンの友達がいましてね。」
この一言は、どこか有名な会社の社長が知り合いという以上に、
著名人が知り合いという以上に(実際にはいないけれど)、
「へえ。そんな友達がいるの!?」と、皆さん、興味津々、目を光らせて反応される。
そんな珍しい職業の人、は自分の周囲にはなかなかいないということだろう。
趣味でマジックやる人は多かれど、その道うん十年のプロ、それで食べている
というのはみんなの憧れ、夢。
でもそんなことは。なかなかできない。でもそれをやっておられるというところが
みなさんの関心事だ。
このマジシャンは、マジックアーチストとして地元から国内外へとさまざまな目線で
マジック文化の普及、啓蒙に熱心だ。
地域でのマジック教室から百円ショップでの商品開発までマルチな才能でもって
マジックの裾野を広げるべく、日々奔走されている。
年齢差はもしかしたら親子ぐらいの違いがあるが、
その謙虚でひたむきな姿勢で、またどこか少年のように
純粋で、ギネスやゴッドタレントに向かっていのちを
燃やす様からは俗に言う年齢を超越されている。
もしかしたら、その人の人生そのものがマジック的かも
しれない。
お互いそれぞれ唯我独尊の生き方をする共通点から、
常にいい距離での心友と私は思っている。
そして、
一生涯ブレない夢を抱き、努力を重ねておられる生きざまに
心から敬意を表している。
マジシャンなんだから、ある日消えてもまた
ある日現れる。
これからも人々に夢と元気を。