最寄り警察署の担当巡査と言う人がマンション玄関の
インターホン越しに現れた。定期的な巡回という。
宅配便の担当者の方が馴染みもあるが、お巡りさんは初めての登場、
でも、お巡りさんなら仕方ない。
どうぞ、と開錠する。
「何で入れるの?」と後ろで家人の声。
ま、お巡りさんなら断る方がおかしい。
その後、お巡りさんが部屋前に到着。
ま、ちゃんとした身なりだし、大丈夫だろう。
用件を聞く。誰が住んでいるか 固定電話や緊急連絡先を聞かれる。
怪しいものが住んでいないことの確認と最近大流行りの詐欺予防の諸注意。
空き巣にも気をつけるようになどご教授いただく。
用件が終わりそうなタイミングに、
「警察手帳を見せてもらえますか?」
巡査は慌てて手帳を取り出し、改めて、名を名乗り直す。
「いやー、すみませんね。本当の警察やったら最初に手帳見せて
もらう方が安心ですよ。今は警察官の格好に誰でも
なれますしね。決して信用してないわけじゃないけどね。
世が世なのでね。」お巡りさんはちょっと罰悪そうに、でもお互いに笑い、
そしてお引き取りになった。
さて、それでもあのイケメン警官は本物だっただろうか。
どうも気になり、翌朝最寄りの警察署に電話して確認し、
担当者であることを確認。
電話に出た地域課の警察官にも、
手帳を最初に見せる徹底をお願いする。
本当に難儀なご時世だ。
イケメンお巡りさん、疑ったわけじゃないけどごめんなさい!
世のため人のためのお仕事をされているのに・・。