「高く評価する」の目線?

ポリティカルな世界の人たちのインタビューなどでよくつかわれる
「高く評価します」といった言葉。

人様の行動や言動に対して、
「評価します」とか、「評価しない」とか発する人は
どんな目線で物事を見ているんだろう。と
常々不思議に思ってはいたが、よく考えたら、自分の周りには
公の場であったも、こういう言葉で話す人は、まずいない。

「評価します」ではなく、
歓迎します。とかの方が聞いていて気持ちいいし、
さらには
「あ、そこ、いいですよね~。感動しますよ」
「ああ、そうなんですね。素晴らしいですね~」
と言った方が、心がこもっており、人には伝わるはずなのに・・。

評価するという言葉は、
第三者的であり、またひどく上から目線のようであり、
当事者的でなく、無責任なのに偉そうな・・・。

評論家のつもりか、何様のつもりか・・・。

その言葉ひとつで、その人の人柄と、本当の意味での見識が透けて見えると
思っている。

一見、賢そうな「評価します」という言葉は、尊敬する
人は使わない。

人の言葉をゆさぶる、言葉を選び、心に伝えたいものだ。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク