ヒラメとタイのせめぎあい

よく自分のことを、マグロのようと言われることが
あり、それは決して褒め言葉でもなんでもないと心得ている。
あんたはよく動くが、きっと止まると死んでしまうんだろうねーという
同情や嘲笑も含めてのマグロ評なのだろう。
確かにじっとしていない、いられない。ある意味、貧乏性に生まれつき、そのまま育った。

そんなヒト科のマグロも、いろんな場所や組織に行き、さまざまな方たちと会い、仕事をし、
世間様と接する。
そのマグロが最近思うのは、今のビジネス社会にはオスのヒラメが多いということ。
ヒラメは上を向いて泳ぐ、上を見て生きる生き物らしいが、人間界にもそれに類する生き物が多く、
しかも、
老いたヒラメだけでなく若いヒラメも群をなして泳いでいるのが、最近目につく。

おさかなのヒラメは刺身やムニエル、煮付けでも美味しく、高級であるが、
人間のヒラメは上の人以外には、料理が難しい。

マグロは解体されてしまうが、大いに結構。
ある時は人集めにも貢献し、
どこも美味しいと言われる、
と、どうせならばそんなマグロになろうと思う。

世界を俯瞰してみると、
ヒト科もヒラメはとくに、日本国に多く生息しているような?
この国産は、あまり歓迎したくないかも・・。

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