ずっと応援しつつも、しばらく会う時間もとれなかったある若手社長と久しぶりに会う。思うことを率直にいつも言ってきたし、ある意味家族のようにつきあってきているつもりであるせいか、久しぶりに会うことになっても、かなり突っ込みの多い会話になったり、傍から見たらそんな風にいうのか?と思うかもしれないぐらい、ストレートに言葉を発し、常に俯瞰で、前向きに、進むことを忘れないようにいってしまう。真剣に思うからこその言葉も出てしまう。
でも、それが今すぐできないことという状況をわかっている部分もあり、面談後、果たして彼にとっていい時間だったのかな?と言いすぎたかな・・・とちょっと気になり・・。するとその夜1本のメールが入る。お礼の言葉のあと「現状を理解いただけただけでも、頭が整理でき、すっきりするのでありがたいです」とのこと。ああ、そうか。人と会う、コミュニケーションというのはそういう効果もあっていいのだ。
すぐに動き出すアイデアやパワーももちろん必要であるが、人に場合によっては、その人がすっきりしたりするだけでも十分いい。相手がいて、はじめて頭の中が整理できることもある。
「気持ちが折れないように踏ん張っていきます」と結んである。はい、そうしてください。折れるどころか、自分の夢に向かって進めるように楽しく踏ん張っていきましょうよ。と、心の中でもう一度声をかける。人に会って「すっきりできる」のはいいことだ。
「すっきりする」ためだけでも意味がある
カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク