授業でも、コンサートでも、お店でも、芝居でも、そこには
と伝え手と受け手が存在する。
その関係いかんによって、共有した時間は素晴らしくもなり、つまらなくもなる。
素晴らしい場合は、また会いたい、また聞(聴)きたい、見たいと関係が続く。
関係性。
それは、コミュニケーションだ。
最近、わかってきたことは、
笑いを誘く、楽しい表現ももちろん意味があるし、
飽きさせない工夫はとても難しいと思うが、
その時間全体を通じ、
表現者が何かしらのメッセージを投げかけたり、問いかけ、
そして、
そのメッセージを観客や受講者がきちんと受け止めてくれるときに、
深い感動が生まれるのだということ。
メッセージ・・・つまり、何がいいたいのか、何を表現したいのか。
これは発信者の仕事への向かい方そのものでもある。
それが明確であること、そしてちゃんと伝わること。
これが叶うことが、発信するやりがい、醍醐味になるのだと思う。
最近はこの視点から、日々勉強をさせてもらっているような気がする。
感動するということは、泣けてくるということは、そのメッセージが
受け止められたということの証し。
そして、そのメッセージとは、発信者の思いを表すだけではなく、
受け手に
何らかの問いかけ、投げかけをするものほど、深く長く心に響く。
人生とは、世界とは、コミュニケーションとは、家族とは・・・
私はこう思いますけど、あなたなら、どう考えますか?あなたの場合は?
この問いかけ、投げかけ、そして考えるきっかけを与えることができる
そんな作品、講義、お店・・・と出会いたい。
最近、いろんな場面で作品やさまざまなお仕事から、その発信者・表現者たちの
メッセージを探るのがとても楽しく、参考になっている。
お互いに問いかけよう、投げかけよう。そしてもっと日々を、人生を
深め合おう!
そして、私自身も、受け手で終わらず、伝え、投げかけ、問いかけを
し続けたいと思っている。