環境とは、自分が存在する前からあるものか、
もしくは、自分が環境をつくるのか。
この半年ほど、そのことをあれこれ、わが身で行動しながら
感じること、わかってきたことがある。
たとえば、自分は東京から名古屋へすまいを変えた。
当初、このこと自体の影響はあまり考えていなかった。
ネット社会でもあり、交通機関も昔と比べれば
格段と便利になって、どこにいこうか、どこに住もうが
関係ないと思っていた。
そして、今もそう思っている。
ただ、よく考えたら、私には名古屋での知り合いはいなかった。
ゼロ。それなのに、えいや!と即決したのだ。
実際、どこにいてもできる仕事であるという点がそうさせた
のだろうが、実際には、地元での活動をしようとすると
何もつながりがないところで生きるというのはなかなか
難しいものだ。
地元でも仕事がしたい、活動がしたい、できたら関西へも・・。
せっかくGO WESTしてきたのだから、新たな道を
創ろうとする。
いろいろもがいた。東京で暮らし続けていたら見ることが
なかった情報にも目を通した。
そして、これは違う、これも違うと、現実の環境と自分との
間のギャップを感じ、へこむこともあった。
一方、いろんな積み重ねで培ってきた人間関係から新たな
ご縁が生まれ、新たな取り組みがはじまった。
ひとつ動き出すと、他も動き出す。
そう、しばらく休んでいた観覧車が、新たな地で回り始めたような
感じだ。
余計なことをしたり、ぐるぐる歩いたり、紋々としたり・・
でも、これらの時間もすべて生かされ、動き出すときの
エネルギーになっている。
今、思うのは環境はあるものではなく、自分が飛び込んで、創って
いくもの。だから、環境というのは、実はそれぞれに違うはず。
私にとっての今の環境は、東京のそれとは違うのだから。
環境は与えられるだけでなく、自分でつくりだせるもの。
だから、まだまだいける。
無駄を惜しまず、へこみを恐れず、とにかく彷徨うことにしよう。