引っ越して良かったと思うことはいろいろあるが
3つ挙げるとするならば・・・
その1 花を一輪買うのが楽しみになった。
できれば、あまり見たことのない種類、好きな系統の色の花を一輪。
写真の花はつい先日直場所でみつけた。名前は結局わからないまま。
その花の水を変えながら、日々の変化を楽しむ。
毎日花が開いていくのを見ながら、ドキドキする。
そんなに早く開かなくていい。ゆっくりゆっくりでいいと
話しかけるが、花は生きており、どんどん開く。
こんな花コミュニケーションは東京時代にはほとんど
なかったかもしれない。
その2 珈琲だけでなく、紅茶を楽しむようになった。
一杯のコーヒーは実に美味しく、朝に午後にとパソコンしている時間が
長いと必需品となるが、
最近は、紅茶にも楽しみをもつようになった。
味わいだけでなく、香りだ。
お湯を注ぐ前、茶葉の香りをいただき、リラックスする。
さらにお湯を注いで、湯気から立ち上る香りをほんのり楽しむ。
想像どおりの香りに出会うととてもうれしくなる。
もしかしたら、マッサージ以上の効用もあるかもしれない。
がぶがぶではなく、じっくりといただく。
まさにブレイクタイムを楽しむ。
これも引っ越したおかげで見えてきた時間かもしれない。
今、出会って嬉しいのは、アールグレイ インペリアル。
ネーミングも紅茶らしく高貴な感じがいい。
そう、名前ってとても大切だと紅茶からも学ぶ。
その3
雨音を楽しむ。
今の住まいは、ちょっと大きめの通りに面している。
平日の通行量は多い。
雨が降ると、下の方で車が濡れた道路を滑る音がする。
ああ、雨だ。
あ。小雨になった。
おや、大雨だ。
止んだかな。
雨の音を聴くと、ちょっとショパンにでも
なった気がする。
と、毎日小さなことを、日々の暮らしのなかで楽しむように
しようとしている。
どんなことがあっても、小さな楽しみがあれば、
やり抜ける気がする。
人間、健全で前向きな発想と行動には、
うるおいが大切なのだ。
そう、心が乾燥肌にならぬように・・・。
気を付けていきたいお年頃。