ある方からいただいたメールに以下のような文面をみつけた。
「・・・・・わたしは、世界のどこにいてもそうなのですが、
失望しているときには花や山や海や空や「自然」と向き合います。」
なぜか、この言葉を何度も何度も読み返した。
どこかへ行かずとも、近くにある公園や庭園で十分、それが体験できる。
そう、常に人間社会だけをみつめていると、そこにどっぷりつかっていると
人間同士の小さないさかいや、欲にまみれた汚い世界に染まりそうになったり
生きることへの不安が募ったり、希望を失ったりすることもある。
しかし、そんなとき、「自然」たちは言葉こそ発しないが、それ以上の
チカラで私たちに生きる力を与えてくれるのだ。
「ああ、きれいだな~」
私は、最近、野花をみつけると幸せな気持ちになれる。
そう、小さな存在たちが、がんばって地に根を張って生きようとしていること
小さくともそこに咲く花の美しさに感動を覚え、希望をいただくのだ。
自然と向き合えば、おのずと、自らの存在を、素直にみつめることができる。
自分の小ささを自覚することも、時にはとても大切だ。
人間と対話するのに疲れたら、自然に向き合う。
これは、とてもいい対処法だ。
失望しても生きていかねばならない。
そんなときには、自然が自らを救い、生きる勇気と希望を
与えてくれるのだ。
さて、今日はどんな花を咲かせようかと考える。
希望が生まれる瞬間だ。