あの朝、クアラルンプールのホテルで帰り支度をしながら、テレビに映っている見たことのあるような高速道路がひんまがった映像~その信じられない情景を見て、「へ?この地震は日本?へ?神戸?何?ナニ~~!!」その後、関空に向かって飛ぶ予定であったため、無事帰国できるのかと、現実を信じられない気持ちで帰路に着いた。当時、会社員であった私は社長以下上司や外部パートナーの皆さんと一緒に出張。「関空から帰れへんかもしれんな」「関空から先、電車がダメかもしれんな~」それぞれ不安なまま移動し、関空に着いたらやっぱり新幹線は止まっていたため、羽田行の飛行機をなんとかとって東京へ戻り、改めて惨状をテレビで知り、体が震えた。
そして神戸周辺の皆さんはあれから、大奮闘され再び元気な神戸の町を蘇らせた。私の大好きな中華街も三ノ宮もキレイになり、活気づいている。
あのことがつい昨日のことのようなのに、もう20年。そしてそのあと、再び大震災が日本を襲った・・。20年という月日をずっと忘れることなく、しんどい思いで生きてこられている方や、その間に亡くなられた方や・・・いろんな人生があるはずだ。
時間が経つと、人は忘れがちだ。忘れないために節目を大切にする必要がある。
20年。人が生まれて成人する長い時間だ。長い道のりだ。がんばり続けておられる方に、改めて敬意を表したい。
いつもニアミスで自分自身がけがを負うこともなく、無事に生きていられる今にも改めて感謝したい。もう起きないように、いろんな思いを込め、祈る朝。
あの朝から20年。やっぱり忘れてはいけない!
カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク