改めて、哀悼の意を捧げ・・・。

先日、お亡くなりになった、西部遇さんのことがずっと頭を離れない。
最後の著作を斜め読みしながら、これを発言され、発信される意図は・・と
勝手に想像しながら、本当に惜しい方を失くした、そして、死まで含め、
人に影響を与えるというその人生について、私なりの敬意を表していた。

そんななか、先生の自死を助けた人がいた・・・という衝撃のニュースが
舞い込む。逮捕ということでの報道である。
確かに手が不自由なご本人、自死することも難しい状況だとは思っていた
のであるが、この話題がトップニュースになることにもショックで・・。

さて、以下はまったくの妄想で書き連ねる。

もし、
私が西部先生だったら・・・。
自分で死を選び、そうしたいと願ったときどうするか。
誰かに相談するか、相談できる人がいるか・・・。

もし、
私の親友、もしくはもっとも尊敬する人に「死にたいけど・・・」
と相談されたら・・。

手伝うことができるか?かなり、勇気がいることだ。
もしくは、自死しないように 
「お迎えがくるまで、がんばって生きましょう」
となだめ続けるのか・・。

どちらが、親切。どちらが友情。どちらが???

とても難しく、深い問題だ。

単なる三面記事(この表現はもう古いが)的な話題で
終わらせてはいけないし、
本人と、そしてそのご家族のことを大切に
取り扱わなければならない。

とてもつらい話題だ。

いずれにせよ、本当は自分で死ぬならば
人に迷惑をかけてはいけない。
でも、自分でどうすることもできなかったのかも
しれない・・・。

と、こんな投げかけも含め、西部さんは、
残った者たちにメッセージを与えているのではないか。

以上、まったく面識もなく、おつきあいもなかったのに
妄想に妄想を重ね、勝手に綴って申し訳ない・・。

改めて、心からのご冥福をお祈りし、
そして、この逮捕というニュースが静かに早くフェイドアウト
されていくことを願う。
もちろん、心の中で、静かに、西部さんのご冥福を
祈り続ける。
この死生観、私はとても理解できす。
だからこそ、今回の悲しいニュースは
は忘れられない教訓として、生き続けるだろう。

娘さんのコメントに涙が出る・・。
ほんとうにお父さんのよき理解者でいらっしゃったのだと
思う。

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