プリント作ってミニ家族会議。

認知症に負けるな、がんばれ、がんばれ。
と親に毎日エールを送っているが、それでも
自然にぼけてくることは、仕方ない。

では、今のうちに、と思って、家族会議を時々開く。
といっても、「会議」と言うと親がびっくりするので、
父母妹と全員そろった日に、
予告なしに、楽しい食事前に、ちょっとさりげなく
「はい、これから今尾家のミーティングをします。」
という感じで、予め作ってきたレジュメを配る。
耳だけ貸して~。という感じだ。

内容は、改めて家族で共有しておきたいこと。
母は、炊事をしながらなので、大きな声をそれを読み上げる。
レジュメというより、プリントといった方が親にはわかりやすい。
「ちょっと大事なことを書いてきました。これから読みますので
よく聞いてください。」
そのプリントに書いた一部は以下のとおり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今尾家の皆さんへ 確認のお願い  
全員そろって平成30年の春を迎えることができ、ありがたいと思います。
健康第一、笑顔でお互いに、人生を人に迷惑をかけないように、
まっとうしたいものです。
さて、この世の中は、いつ何が起きるかわかりません。
せめて、それぞれがしっかりしているうちに、備えをしておきたいと思います。
以下、確認事項です。
1. 貴重品は常にわかるように。・・・詳しく
2. 緊急時の連絡先の確認・・・具体的に
私の携帯 〇〇〇〇〇〇
妹の携帯 〇〇〇〇〇〇
そのほかの連作先〇〇〇〇〇〇 
3. 火事・犯罪(振り込め詐欺他)に気を付けること・・・詳しく

絶対に!死ぬまで、ご近所の皆さんにご迷惑をかけないように。
地震のときは、近くの避難所へ。
整理整頓・ごみ捨てを欠かさないように。他の人に迷惑かかる。
※どんなことでも、おかしいな!と思ったら、すぐ娘に連絡すること。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
などなど・・・
これだけは親子できちんと共有しておきたいことを述べ、
その後、貴重品を皆で確認、スマホで撮影、その後全員がわかる場所に
一緒に保管、なかった合鍵を作りに行き・・・などなど、いろいろ行動に移す。
そして、すっきり食事へ・・。

ちょっとしたミーティングでも、家族が安心する。
「わかりましたか?みなさん」
というと
「はい、わかりました」
と父が言うのが、とてもかわいらしい。?

こういう場を設けると、昔の人はちゃんと、きちんと
人の話を聞く。

家族会議は、大げさではなく、こまめに、プリントを用意して
これからも行おうと思った。
これもいい家族のコミュニケーション時間。あと何回か?わからないが。

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