展示会ビジネスは、ネット社会になっても健在だ。
専門の企画会社が、さまざまなジャンルの展示商談会を企画し、出展企業を募り、
来場者を集め、ビジネス交流、商談の場をつくる。
出展社ブースの数を競い、来場者数を競い・・・。
コンベンションホールなどをもつ施設は、まだまだ増えそうだ。
ビジネス出張と観光が一体となって、その都市への誘客拡大を目指すには
この展示商談会や学会などは重要なファクター。
開催されるところに人が通い、集い、交わる。経済効果もあるとされる。
今回、食品関係の大規模商談会に顔を出す。
出展社の数もおびただしいが、来場者も多い。
所せましと出展している企業、そこの商品たち・・・。
日本は世界的に見ても商品点数が多い市場であり、
常に新商品を生み出すことに
注力する傾向にある。
そういう意味で、展示会では毎年毎回、収集できる情報が刷新される。
展示会は商談だけでなく、市場調査にも最適な場所・・。
いやはや、毎年毎年、このことをやり続けている企業、主催者、来場者・・・。
業界のお祭りといえば、それも1年に一度や二度必要であるので、
それはそれでよいけれど、
この展示会ビジネスは、これからも続くのだろうか?
いつまで、たくさん作って、たくさん見せて、たくさん売る・・・
このサイクルをいつまでやり続けるのだろうか?
もしかしたら何十万点と出展されていうちの商品の何分の一かは
半年後にはなくなっているのかもしれない。
もっと早いかもしれない。
展示会。20世紀ビジネスの遺産のようにも思える。
オリンピックも同じだ。
イベントが終わったあとは・・・・。
展示会がなければ、一度にいい商品に巡り合うのが難しいと
思うが・・・。
過剰な商品を目の当たりにして、考えること多き、これからの
展示会ビジネス。
トレンドを追い続けることができる日本は、
ホントに、豊かな国だ。
どこかしら、もったいないのだけれど。