先日、福島の農家さんから送っていただいたりんご。
程よい酸味で、すっきりさわやかな風味・・。
すっかり「毎日リンゴ」が習慣づいた。
そう、実はここんところ出張に出るとき、
おにぎり同様、りんごを切ったものも持参している。
「りんごは、皮も食べてくださいね」と、教えてくれた上越の方は
もう空の上。
だから毎日、りんごをいただくたびに、その人やいろんな人や
東北に住む人、訪れた時の情景などが自然と思い出される。
そんな甘酸っぱい、わがリンゴ暮らし。
そろそろ、箱の中のりんごがなくなる。このまま、福島のりんごと
別れがたい。もう少し食べ続けたい。そして、周囲の人にも分けたい。
あの、りんごに同梱された放射能の安全検査シートを見たため、
より一層、そんな気持ちになっていた。
箱に書いてあった連絡先に電話をする。
「あのー、りんごを先日送ってもらったのですが~、
段ボールに書いてある番号見て、お電話しました・・」
(箱の印字って、結構リピーター効果がある!ことも実感)
経緯を話し、りんごを発注する。
「ああ、〇〇さんところからのね。覚えていますよ。
もう大きいのはないですけど、いいですかね・・・・
じゃ、住所をいってください」
農家さんとこんなやりとり。
季節が変わると収穫物も変わる。そうか~。
「・・・・・では、お待ちしています。あのー、
がんばってください。福島応援しています」
「ああ、どうもありがとうございます。じゃ、
待っててください。」
こんな会話。
顔が見えない分、余計な一言を言ったのかもしれない。
応援しています…は、要らなかったかもしれないが。
もうすぐ7年になる。
でも、解決していないことが多すぎる。
福島の方のご苦労を思うと、こちらは本当にのほほんと
していて申し訳ないが・・・。
小さすぎることであるが、時間が経っても
応援し続ける。
そのことは、今こそ大切なことかも。
もともと りんごを贈ってくださった主から
届いたメッセージ。
「応援ありがとうございます。
ふくしまは、生きています」