生きている限り、毎日が何かの記念日ではあるけれど、
そんなことを覚えて日々、生き続けることもできず、
忘れた頃に人は立ち止まり、振り返る。
そのタイミングとして、誕生日や、周年というのは
とてもわかりやすい。
カレンダーでの記念日は、他人も含め、みんなの
記念日。お正月もそうだ。
しかし、自分だけのアニバーサリーこそが、特別な日
であり、大切だ。
今年は生まれて55年。グラン・ルーを立ち上げて
20周年というわがアニバーサリー・イヤー。
何か目立ったことをするのはなく、ひたすら
これまでの時間を支えてくださったすべての
人に感謝をすると同時に、
自分のルーツをたどり、そのときの自分に
会い、進むべき道を見直す。
そんなことに1年を費やしたいと思っている。
たとえば18歳のとき、22歳のとき、30歳のとき
35歳のとき・・・。
いろんな節目があった。
それを思い直し、自分の進んでいる方向を
確認する。
すべての人との出会いがあり、今日がある。
関わった人で、学ぶことがなかった人は
誰一人いないはずだ。
そのとき気づかず通り過ぎてしまったことにも
感謝したい。
だから、
日本の真ん中に近寄ったり、京都に出向いたり・・・
これまでの自分の節目に関わる場所に足を
向けることが多くなったなのかもしれない。
人生の自己点検とメンテナンスをしながら
これからの生き方を見つめ直す。
節目の年。
大切に生きようとするが、あまりに時間が
早く駆け抜けていく。