30代後半と20代最後の夫婦との会食。
年に1回ぐらいしか会えないが、心の距離は近く、
勝手に弟夫婦という感じで接している。
いろんな話題の中で、
「自分たちが40歳になったとき、50歳になったとき・・
ほんとうにこの国は・・・と、心配に思いますね」
と、こんな会話にもなる。
私自身も同様、60歳になったとき、70歳になったとき・・・
この国は大丈夫?いや、そうではなさそうだ。
このままでいけるはずはない。と思ってしまう。
若いときは、正直、さほど不安を感じることはなかった。
あまり考えていなかったのかもしれないし、
よき時代であったのかもしれない。
いろんなことを知らなかったし、知らなかったことが
良かったかもしれない。
これからは果たして、長生きして何がある?
とも考える。
長さは人生の価値でもないし、
ただ、図らずも長く生きてしまう場合、
不安な状態で生きるのだけはごめんだ。
そして、
私より若い世代の人たちが、
将来に不安を感じていることは、本当に危惧すべきことで、不幸だ。
単に教育を無料にするとか、そんなことだけで不安がなくなる
わけはない。
明日に夢を描ける人生。
これがいい。
若者たちが、将来に夢を描けるように、
この国に生きていることに誇りをもてるように、
今私にできることは、話を聞きながら、話をしながら、
私が考えることを伝えつつ、それぞれが
元気よく、走り出してもらえるように手を差し伸べること。
そんなことぐらいしかできないが、
志のある人たちとは、
せっせとコミュニケーションの機会を創ろうと
思う。
○歳のわたし。まずは55歳の私から、描いてみよう。