忍耐の雪国暮らしに敬意。

新潟への移動、冬の時期は要注意だ。
このことを、これまではあまり意識したことがなかったが
今年は違う。

まず、名古屋から新潟行は、直行ならば飛行機が良い。
しかし、この間を飛ぶ航空機は、小型でありよく揺れる
だけでなく、この季節は雪のため着陸体制が万全ではない。
普段以上に、細かく天気予報を見ながら移動手段を選び、
結局、冬場は新幹線での移動が安心という結論。
時間と費用がかかるが、やむを得ず。
これまでは東京~新潟間の新幹線移動で、雪でも不便を
感じなかった。恐るべし上越新幹線!である。

そんなこんなで新幹線を乗り継ぎ新潟駅へ到着する。
名古屋始発で、新潟着は10時半。
なんと駅前は銀世界。まさかの新潟市内の大雪。
あっという間に積もったという。
それから、室内で仕事をしている間に、雪はさらに
静かに積もり・・・気が付けば歩けば足が埋まりそうだ。
そして、夕方、後の移動。
タクシーを待つ行列から抜け出し、幸運にも
みつけた空車に飛び乗り、そのままなんとかホテルへ。
もう買い物も行けないと判断し、途中コンビニにも
寄ってもらう。
そして、以後缶詰状態で過ごす。
夜の予定はすべてキャンセルにした。

やまない雪のおかげで、籠る暮らしになる。
雪の日はこういうことだ。
降る日は動けないのだ。じっと中で待つ。
これがもともとの雪国の暮らしだ。
雪国で暮らす人々の暮らしは尊敬に値する。
耐える、じっと待つ。
じたばたしてもしょうがない。
このことを教えられる。

しかし、朝まで電車が止まったままという
ニュースをきいて、心が痛む。
10時間以上もお気の毒に・・・。
雪の日も仕事のため、勉学のため通う
雪国のみなさんに心から敬意を表する。
こんな日が毎日だったら・・・。

寒さが得意ではあるが、一歩外に出れば
ころんでしまうかも・・。
雪国暮らしはまだまだ初心者だ。
とにかく、事故がないことを祈る
大雪の日本列島。

入試に向かう皆さんが無事に会場へ
行けるように、心から願っている。

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