年賀状とは、日本固有のコミュニケーションツールである。
年賀状のはじまりは、もちろん郵便制度がはじまった明治以降であろうが
このように国民的行事のようになったのは、お年玉年賀はがきの発売にも
関連しているのでは・・と推察する。
ネット社会になり、年賀状を出さなくなったという傾向もあるが、
それでも、普段メールでしかやりとりしない人でも、1枚のはがきを
送ってくださることが多く、日本の正月をありがたく思う。
今年も200枚ほどの年賀状をいただいたが、1枚1枚にその人の
人生観や生き様が現れていて、私にとっては、人生展覧会を観せて
もらっているようで、楽しい。
その年賀状にはいろんなカテゴリーがある。
1.自分の家族と自分の最近の写真
2.自分の旅行先、仕事の様子の写真
3.干支にちなんだもの(自作であったり、刷り込みであったり)
4.自分の思い、決意を書き上げたもの
5.自分の作品(写真や絵・句など)
6.営業的なもの
そして、それに属さない、まったくのフリーメッセージのもの。
私はここ2年は、1年間使ってもらえるように?とカレンダーカードに
してみている。そこに手書きメッセージも添える。
いずれにせよ、一言でも、相手に向けたメッセージがあると
嬉しい。
一方、今年で年賀状を終わります。と書いてあるのは
ちょっと寂しい感じ。今から決めなくていいのでは・・と
思うのだが・・。ま、それも4のカテゴリーか。
今年もそれぞれの楽しい人生展覧会を拝見させていただき、
うれしいスタート。
受け取る人によって、この展覧会の作品も作家も違う。
世界でひとつの、年に一度のコミュニケーション大会でもある。
この中の何名かといくつ、再会があるのか、それも楽しみ。