コミュニケーション2017年振り返り。

年末になり、恒例として、今年を総括するニュースや記事が増えている。
一文字では「北」という文字が選ばれていたようであるが、人それぞれ
感じるところは違うのだと思う。
どうも、一文字では言えないなと思いつつ、自分なりに自分が感じた
世界の一年を見ると・・・いろんな思いが入り混じり、とても一言、
一文字ではいえない。
言葉とは、簡単に表現すればするほど、受け取る意味の幅が広くて、
正しい意味が伝わりづらい点もある。
だから、伝わらない。でも、発信した側は伝えたつもりでいる、いられる。
そして、よく考えようとする人にとってこそ、簡単な言葉で言われると、
その真意が理解できない・・・ということも多い1年であったように感じる。

簡単でインパクトのある言葉、流行りもののようなフレーズは
一見、受け入れやすい。
しかし、その真意や深い意味はわからない、もしかしたら、それすら
ないのかも・・・。そんな言葉の使い方が目立つ、今年1年であったように
思う。

最近、政治の世界の言葉も、ビジネスのキャンペーン用語のように、
キャッチ・イメージ化が進んでいる。
わかりやすさは大切であるが、勢いやイメージ、インパクトだけでは
わからない。
大きいことだけが、いい!ではないのだ。

言葉を丁寧に紡ぐ、丁寧に重ねる。
そして送りっぱなしにしない、本来のコミュニケーションを
大切にする・・。
その必要性を強く考えさせられた、2017年。
この反省を、課題を次年に生かしていかねば。

消費ばかりに浮かれている世の中を見ながら、
平和ボケが、平和バカにならないようにと、願いつつ・・。

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