ノーベル賞という存在が、なぜこんなにも世界的な権威を持ち続けているかは
不明なところはあるが、毎年各部門の受賞者を巡り、さまざまな予想・憶測が
飛び交い、毎回いろんな反応、話題があり、注目を浴び続けている。世界にとって
人類にとっての普遍性ある行動と功績。これは受賞しようがしまいがどっちでも
尊いことであるが、少なくとも受賞することで世界中が注目することで、その
運動が加速し、影響が広がるという点では大変有意義だ。
まさに、今回の平和賞のように。
私はあのサーローさんが国連で演説をされたときにも、今回の受賞講演のときも
心が震えた。
この核廃絶への思い、被爆者の切なる思いを世の中の権力者とりわけ核兵器を
武器として世界の緊張を高めている国に対して・・。
広島や長崎の経験は二度と繰り返してはいけない。
と、被爆者たちが生きている間に、みなさんの苦労苦難を無駄にしないために
核を地球から失くさねばならない。
あの力強い演説に、心うたれる人は多いことだろう。
さて、彼女の演説を聴きながら、私の人生は?これから何に注力していくべきか。
内面から湧いてくる、自身の経験から生まれる動機以上に、強いものはない。
被爆者の方々の活動を心から応援しながら、自分も世の中をあるべき方向に
近づける、まさに人間貢献・社会貢献の人生にしなければと改めて思う。