傾聴の年末は、宝もの。

年末になると、今年会えなかったから、ゆっくり話せなかったから
などの理由で、再会の時間をもつことが多くなる。
いつまでもご縁をつないでおきたい人とは、たとえコーヒー一杯
であっても、今年中にぜひご一緒したい・・と思うものだ。

今回、都内の午後、3組のアポを入れる。
いずれも自分より年上、大先輩の素敵な紳士たち。
ある方はもう四半世紀のおつきあい、
ある方は、15年ぐらいのおつきあい、
ある方は、今年出会ったけれど、長いおつきあいのような感じがする。

いずれも自分にはできない立派な仕事を
勤めあげられ、定年などの節目をクリアされ、
さらに現在も自身のキャリアを生かし
現役で活躍されている。

それぞれとの会話時間を楽しむ。
いろんな生き方、人生を聞かせていただき
それぞれの充実した生き様に
心から感動する。

日本の父ちゃんはえらいな。
もちろん父ちゃんを支えてきた母ちゃんも
えらいけれど。

私が積極的に会いたい紳士は、
生涯現役を目指しておられたり、
いくつになっても自分の夢を
追い求め努力されている人たちだ。
決して
会社人生にしがみつかずに、
次のステップにどんどん進まれていく
方たちだ。

地域の、企業のためにお世話される方、
息子のビジネスを助けながら、そろそろ次の挑戦をと
考えておられる方、仕事の傍ら、スペイン語を
身に付けて、巡礼の旅に出かけたい、その次は海外での
ボランティア活動もやりたいと
燃える方・・・。
いずれも、ほほえましくて頼もしくて、大好きだ。
出会うときも、別れるときも両手でしっかり握手。

傾聴する時間をもつことはとても大切だ。
人生の先輩を大切にしたい。
もちろんそういう先輩を選びたい。

また今後は選ばれる先輩にも
なっていかねばならない。と、
素敵な先輩たちの背中を見ながら
そう思う。

再会。対話。傾聴。握手。
年末にふさわしい対話時間。
もうあまり時間がない・・。

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