ろうそく1本は何年?

長年お世話になってきたホテル。久しぶりに訪ねたら、
「最近、お誕生日でしたので、ケーキをご用意しております」
と言われ、びっくり。当日じゃなくても、しかも事前に別に
言ってなかったのに?なんで?
ま、確かに顧客登録時には、誕生日は書いていたかもしれないが
覚えていない。

部屋で待っていると、品の良いイチゴショートが届く。
うわ~。誕生日が過ぎたのに、しかも今年は当日は特に何もしなかったし
「HAPPY BIRTHDAY」と書いてあるケーキなど、もう
久しく見ていない。・・・いろんな状況から
ちょっと童心に戻って感激・・。

しかもろうそくがついている。ついてきたのは5本入りの袋。
そうだよな。まさか54本のわけもない。さあ、何本使おうか・・。
全部使うのも芸がない・・。意味を込めたいもの・・。
やはり、ろうそくには命を吹き込みたくなる。

見た目もバランスも考え、3本を取り出し、ケーキにさしてみる。
この儀式自体ももう何年もやっていない。恥ずかしいが、正直うれしい。
火をつけて、そして消す・・。
さて、3本のろうそくの意味をどうするか?

いろいろ考え、思いついたのが
1本=18歳。
そう、18歳で岐阜を出た、36歳は独立していた。そして3本目の54歳は・・ここにいる。
18年単位で自分の時代を区切るのもいいものだ。
と、つい、ろうそくを目にして自分の人生をふりかえった。
ろうそくは、ありがとうの気持ちを示すもの。
そして人生は永遠ではないこと、時の流れを自然にやさしく
教えてくれる存在だ。ちょっと切ない存在でもあるが、
バースデーキャンドルは嬉しい存在だ。

いろんな方に心から感謝を込めて・・・。

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