「声」への思い入れを改めて。

このたびおかげさまで、無事終了した今年のライブツアー。
各会場で、多くのお客様にお聴きいただいた。
ピアノは立ったまま引く奏法の珍しさで、技術の悪さをカバー?。
これも特徴のひとつ。
そして、歌。立って弾いているのは、声がよく出るようにと思ってのスタイルであるが、
最近、歌っていて、おかげさまで声がよく伸びているような、手ごたえを感じるときがある。
マイクがあっても、なくても同じだ。
自分が出ているな。伸びているな。と思いながら歌っているときは、天を感じる。
お客様にも伝わるようだ。
いろんな表現をしていただくが、声が好きと言っていただける方がおられる。
それは、とてもうれしい、光栄なこと。
ピアノの音色より、声の方がより個性が出る。
もちろんピアノも個性があるが、声こそ、人間が生まれもっている天然の楽器だ。
何も持たなくても、声さえ出れば演奏できる。

その声を、今一度、大切にしていこうと思う。
よく年齢を重ねると声が低くなっていくと聞く。
声が出なくなると聞く。
そうなりたくない。
だから、これから声を磨いていこう、喉を鍛えようとも思っている。
人前で話す機会もあり、声は私にとって欠くことのできない、大切な商売道具、武器である。
改めて、「声」を大切に。
心洗われるような・・・そんな声はとてもいい。
声は楽器、声は媒体。声はときに天の声にもなる。
さあ、磨いていこう。自分にだけ与えられたこの声を。
人はそれぞれの特徴を生かし、自らを磨くことで、さらに進化できる・・・
といいなと思っている。

ちなみに最近の発声練習は、もっぱら歩きながら・・だ。

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