いろんなコレクションがある。
昔、切手やコインを集めるという趣味もあった。
町のデパートには、その売り場もあったと記憶する。
ある人は、「ぼくはね、ふくろうに関するものを集めているんだ」
と言われていたのを思い出す。縁起がいいらしい。なるほどと
思い、その後はふくろうの時計とか置物を見ると、その人を
思い出す。懐かしい感じがする。
私の場合は?
まず、集めているというか、捨てられないのは、変わった紙袋など。
デザインや素材が気に入ると、ついコレクションに・・・。
気が付けば、引っ越しのときにも悩むほどの量のペーパーバッグ類。
これはたぶん、物自体のコレクションというよりは、その紙袋を
入手した店や時間、町の思い出になっているのだ。
あとは、ポストカード。絵葉書をこれは、かなり集めてきた。
気が付けばボストンバック1個以上ある。
これも、どの町を歩き、どの美術館に行き・・・1枚のはがきから
自分の軌跡が見えてくるというものだ。
これは捨てられない。かなり小銭を使った。
と、ここまではモノのコレクション。
モノで集めるだけでなく、先に書いたふくろうのように、
「テーマでのコレクション」はその人の人生を表す。
私の場合は、やはり「観覧車」に関するもの。
ステーショナリーから雑貨小物・・。
ときにショーで使うこともあるが、観覧車ときけば飛んでいく。
以前、観覧車の本を書いている作家さんと出会ったこともあった。
観覧車のグッズを交換した記憶がある。
さらには、観覧車自体をみつけたら、写真に収めておく。
これも大切なコレクションだ。もっとも意識して保存しきれていないのが
今思えば残念ではあるが・・・。
つい最近出会った、観覧車。
デパートの屋上にある日本最古の観覧車。
秋空のもと、古き良き時代の思い出を乗せ、美しく建っていた。
もう人は乗せていないが、さび付かないように週末のわずかな時間
廻っているそうだ。
これからも、観覧車のある場所を求めて行こう。この行動、思い出自体を
コレクションしていく・・・というのも楽しいものだ。