怒りをおさめる方法

ついつい人に怒ってしまいそうなときは、10秒おく、
一呼吸すると良いとか、言われているが、

今、私がずっと怒っているのは、自分の目の前の人ではない。
世の中で言う、よからぬ権力者だ。
だいたいにおいて、権力者という言葉を用いるときは、いい意味では使わない。
指導者というのとは意味合いが異なる。

自分の思うことがすぐ実行できる。国を動かすこともできる。
マスコミをも同様。
自らの権利、権限を乱用する。
それに対して、自戒や謙虚さがみられない人たち。
そんな人たちが、最近増えているように思う。

そんな現象が目に余る。
その一言で、国という大きな人間社会の器、括りが
不穏な方向に進んでしまうこともある。

国はこうやって腐敗していく、その腐敗が権力者同士の力関係によって
これまた伝染していく。
戦争に巻き込まれることも大いにありうる。

世界の国には、賢明に謙虚に仕事をしているリーダーもいるが、
残念ながら少ないと思う。

考え始めると、爆発しそうなほどに、怒りがこみあげてならない。
その怒りをどうするか。
まずは、少し目をそらすことも必要だ。
あくまでも客観的に正しい判断ができる自分自身であることが
必要だ。
そして俯瞰してみる目。
時代という物差しで目の前の現象を見ながら、
奢りの権力者にも、いずれは崩壊、衰退が訪れるという目で見続ける。

そうすることで、怒り以上感情以上の意識を持つことが
できる。

そして、もっと違う世界な目を向ける。
火が当たらなくても、周囲のために地道に頑張る人々で
世の中は成り立っている。
そこに注目し、自分もそれを目指すことにする。
どんな時でも
プラスのエネルギーに変えて、強い自分を作っていくことが
大切だ。

今、時々、世も末だと思えてならない。
よからぬ権力者たちの軽い言葉で、よからぬことが加速しないことを
心から祈り、わが道をすすんでいこう。

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