父親の81歳の誕生日。家族全員そろい、食事をする。
プレゼントは、好きな麦焼酎。いつも一番有名な「I」しか
飲んでいないので、ちがうもの、できれば面白いネーミングのものを
探す。
すると、「泣いて、笑って」という銘柄品をみつけ、即決。
まさに、父の人生だと思ったのだ。
そして、それを渡す。
「人生は、泣いて、笑ってが一番だね」と言いながら・・。
それから、約1時間半ほど、たわいない会話で、家族での
食事を楽しむ。
帰り際、
「まだまだこれから。元気にがんばらなあかんよ。
私はお父さん、大好きだからね」
と背中から父に声をかける。すると
「そんなこと、いってくれるな」
と言いながら、泣き始めた。
それを見て家族全員が笑った。
「また、泣いとる。何があった」
そう、最近、父は涙もろいのだ。
悲しい涙は流させたくないが、
うれし涙なら、いくらでも・・と思う。
泣いて笑って・・・は健康の証し。
どうか、このまま元気にがんばってほしい。
そして、最後は笑って。。。がいい。