今回の選挙は、その結果についての意見・見解は別として、
コミュニケーションについて、大変勉強になることが多かった。
その政党のキャッチフレーズの作り方、響き方。
やらなくてもいい予想情報の垂れ流し操作による、アナウンス効果。
メディアに取り上げられるところだけを作り込んでいる演出戦術。
直前のテレビ広告に、当日朝の新聞広告というメディアミックス型の刷り込み。
もともと選挙自体しなくてもいいのに、多額の税金を使いこんで
実行されたキャンペーン。まさにキャンペーンだ。
いいところづくめに見える、作りごとキャンペーン。
一方、あまりにヒートアップしてか、いつのまにか
上り詰めてしまって、発する言葉が驕りに満ちていると
評され、
何様?と人々の信頼を一気になくすという人もいた。
そしてこれもこの現象を大きく取り上げることで
失速感をより強く伝え、これは負のアナウンス効果。
結果も振るわなかった。
そんななか、とにかく真面目に、地道に、切々と
自分たちの考えをしっかり伝えている人たち。
この誠実さに共感を感じ。またブレナイ姿勢に共鳴し
応援した人も多かった。
すべて言葉での勝負だ。
最後、人の心に残るのは、直接発した言葉だ。
つくられたキャッチでは、人はそれ自体には
感動しづらい。
その人が心から発する言葉で、この人はどうなのか?
と判断するのだ。
「ことば」が仕事なのは、政治家だけではないが、
想いや考えを伝えるのは言葉しかなく、そこでの判断が
実は大切なのだ。
本当は顔も大切であるが、今回は、まず「一言」の重さを考えておきたい。
一言の重さ、それが一票につながる。
コミュニケーション。
できれば、地道に生の声で伝えるストレートな手法が
私は好きだ。
誰かが
「〇〇を落としたいなら、フェイクニュース作って流せば?」
最近だと、そんなことも言う人がいそうだが、
その手法は好きではない。
いつでも正々堂々、そして謙虚がいい。
結果は別として、このプロセスにおいて、
以下に群衆心理は作られるか、について
それとコミュニケーションの関係について
よく学ばせていただいた。
が、あまりにもったいないので、もう結構だけれど・・。