ある知人と久しぶりに連絡をとりあう。
忙しい夏の合間に、お母様が突然亡くなられて、そのときは
それほどでもなかったのに、
今になって、哀しみがこみ上げてきて、寂しくなることが
あるとのこと。
その知人の親友いわく、彼女が寂しがらないように、お母さまは
忙しい時期に天国にいったんだよ・・といってくれたとのこと。
秋になると、人は心の世界に住むようになる。
過ごしやすい季節になり、心が自由になり、これまで
考えなかったことにも深く意識を向けたり、
本を読んだり、考え事をしたり・・・。
私は個人的にとても好きな季節であるが、
この秋という季節は、人を感傷的にさせる。
そして、いろんなことを思い出す。
人生とは、こういうもの。ということを改めて
かみしめたりもする。
ふと次のライブで歌う曲を選曲しながら、
天国にいってしまった友人たちのことを
ふと思い出したり、人恋しくなる。
会える人には会い、手紙が書ける人には書き、
会えない人には心の対話をする。
秋は一年のクライマックスの季節でもある。
心豊かに、静かに、そして深く。
心の旅を楽しみたい。
歌はそのひとつの手段でもある。