いい思い出、つくろ!

親の高齢は、家族愛・団結を強くするものかもしれない。
もしかしたら、これがきっかけでそうなっていくべきなのかもしれない。

健康問題、運転問題、経済問題・・・。
長く生きることは難しい、一筋縄でいかない
ということを日々感じる。
そして、だんだんと、親の生活にいやがおうにも
関わっていかねばならないことが増えることに
正直戸惑いもありつつ、一方、それも仕事だと
思うようになる。
自分自身の生活をがんばるだけではなく、
親のことを常に意識し、そのことに費やす
時間も徐々に増えてくる。
ま、自然な流れだ。

と、自分の生活自体も変化していくことに
人生の節目、折り返しというものを実感しはじめる。

最近、妹との合言葉は
~いい思い出、つくっていこうね~
だ。
1回の食事でも、会話でも、それぞれが
後になっていい思い出になるように
したい。

心がけと一工夫。
それだけで小さな親孝行はできるのだと
思う。

人生は最後、もうこれ以上前に進めないという
瞬間が必ず訪れる。
そのときに、楽しくうれしい思い出がたくさん
心のアルバムに綴ってあれば、
幸せな一生の幕を閉じることができるのだと
信じている。

いい思い出、毎日ひとつ。
そう思うと、人生では
何が大切なのかが改めて見えてくるような
気がする。

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