若者ともっと話そう、語ろう。響き合おう。

仕事では、年長の方との交流も多いが、自分も年齢を重ねるにつれ、20代や30代の若者と一緒に
行動することも多くなる。
一緒に移動する車の中や、たまにつきあうランチなどは、新鮮な時間だ。
自分が子供をもたないせいもあるが、おそらく20代前半であれば、親御さんが同世代。
そんな若者たちと、話をするのは私にとっては貴重な時間だ。

今回、一緒に仕事に出かけたのは30代前半の青年。
上司が一緒にいると彼自身とはあまり話せないし、三人以上いると、移動中は楽しい世間話
しかできないが、二人となると、ずっと掛け合いの会話になり、相手次第で話題も広がる。
今回、ご一緒した彼とは、初対面であったのに、しがらみもなく話せ、たちまち多いに
盛り上がる。人生観やいろんな価値観に共感できる点が多かったようだ。
もともと警察になりたかったが、体調のため、公務員の道を選び、今は地元のために
がんばろうと意欲に満ちがんばっている。
警察官になろうと思う若者にあまり出会ったことがなく、まっすぐな姿勢にこちらも
背筋が伸びる。
そんな彼と半日、一緒に企業訪問など行う。
私の仕事を見ながら、企業さんの話を聞きながら、新しい気づきも得ていただけた
ようで、
終わったあとに、喜びのお礼メールが届いた。

一緒にいることで、元気が沸いてきたという。
そうか、若者に何か伝えること、与えることができているならば、
何よりのこと。
単に、うるさいおばちゃん、よくしゃべるおばちゃん 関西弁のおばちゃん
ではなく、
その奥にある心の中の動きについても、見てくれているのだろう。
「また、お会いできるのを心待ちにしています」
ひとりの青年からそんな結びの言葉をいただけるのは、とてもうれしい。
別れるときに握手したときの、くちゃくちゃの笑顔を忘れない。

ときには、いつでも。若者と話そう。
彼らにできる限りの応援を。
そして私自身も、元気をいただく。

素直で、社会に向かって生きる若者を応援し続けたい。
年長の方には感謝を、
年下の人には応援を。

両方大切だ。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク