スマートフォンやタブレット端末は、四六時中お世話になる必要はないが、ここ!という
ときに便利なマルチコミュニケーションツールではある。
わがラジオ番組「愛の元気人」もおかげさまで番組開始5年目を越え、毎月1回の放送とはいえ、30分から1時間番組になって、毎回企画から放送まで、あっという間に時間が過ぎ、いつもゲスト探しをしているような生活でもある。
新潟市のコミュニティエフエムなので、以前はその圏内にいなければ放送を聴くことができなかったが、ネットのおかげでパソコンでも聴け、さらに今年になってからは局の専用アプリもでき、スマホでいつでもどこでも聴くことができるようになり、大変便利になった。
さっそく今年最後の放送を東京で聴く。ちょうどお風呂に入りたい時間であったため、初めて風呂ラジオというのを体験する。自分の声、自分の演奏だと、シャワーもどんな音もあってはいけない。浴槽でじっと聞き入ってしまう。多少ぬるかろうがそのままで。最初の数分はいいが、いかん、体がふやけそうだ。カラスの行水の日々なのに、ラジオを聴いてお風呂に入るのは自分の生活リズムとは違うのだ。でも、じっと聴き入る。いろんなことを思い出し、今年出会った人々への思いがわいてくる。透明な時間とでも言おうか。お風呂で歌を歌うのもいいが、聴くのもいいものだ。あ、エンディングだ、もういいか。と急いで風呂を出る。
スマホで聴けるおかげで、これまでできなかったことができる。
依存せず、中毒にならないように気を付けながら、本当に必要で、使える場面でこのツールは
有効活用しよう。それにしても、風呂ラジオ・・・なかなかオツな時間であった。
風呂ラジオという体験
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