台風アニバーサリー

台風に追いかけられているのか、たまたま行くところで遭遇するのか。
長崎外海でのドロさまオルガンコンサートはお客様に強風の中おいでいただき、無事終わった。
ああこれで、台風も収まってくれるかと思ったら、飛行機欠航、JR九州も運転見合せ。
迷ったが泊まらず帰ろう!と勇み、高速バスで長崎から博多へ、そして期待の新幹線。
こちらも台風の影響で運転見合せから、運転再開、でもまた見合せ、、、。と実は
本ブログも車内で書くことに、、。
コンサートだけでも十分有意義な記念日だったのに台風で新幹線泊になるとは・・。
台風などで新幹線がひとたび運転見合わせになると、電車が数珠つなぎ、各駅ごとに
到発着する電車がいるだけでなく、その間にいくつも、いくつも連なっているのだ。
この光景を上から見たら、新幹線がたくさん止まっているという状況は壮観かもしれない。
が、こういうときこそ、日本の定時運行の技術のすばらしさを痛感するのだ。
世界中探しても、こんな数分感覚で事故もなくスムーズにあの高速の電車が運行されている
国はない。でも、台風には勝てないのだ。安全に運行するためには必要なこと。

自然の脅威を知り、なんでも予定どおりにはいかないということを学ぶ1日。
改めてJRやバス会社の対応、運転士さんや車掌さんの働きぶりに関心する。
電車が動かないのは、働いている人たちのせいではないのに、いちゃもんを
つける人、無茶を言う人を実際に見ながら、車掌さんの仕事も大変だと改めて思った。

貴重な経験ができたタイフーンアニバーサリー。
無事なら生きていればいい。
駅に新幹線が着いたのは深夜の1時半。すでにホームには仮眠用の
列車も用意されており、夜中なのに売店も空いており、ここもびっくり。

台風のおかげで、濃厚なアニバーサリーを過ごすことができた。
自然には叶わない。その中で人は一生懸命生きる。

無事に帰宅でき、安堵する。さあ、20周年に向かってまた前に進もう。

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