ああ、なんということだ。
もう、雪はまさか降るまい。
前回の長崎でのコンサートは、まさかの大雪での実施となった。
一生忘れられない、ホワイト・ナガサキ。
そして、今回は、グラン・ルー19周年の記念日に、
遠藤周作の「沈黙」の舞台、潜伏キリシタンの里、長崎のそとめ(外海)にて
ド・ロ神父寄贈のオルガンにて、コンサートを企画。
さあ、新潟の仕事を終えて、いざ九州へ・・・。
と気持ちを切り替え、出発だと思ったら、なんと台風情報。
まさに、本番当日、コンサートの時間がまさに
台風到来・・・上陸・・・との予報。
「また・・・」。今回はこれか・・。
お客様からは
「飛行機が飛びますかね」との問い合わせも・・・確かに心配になる。
このお客様は雪のコンサートにもおいでいただいた方だ・・。
「神頼みですね」
とメール。
私もそう思っていた。
沈黙の土地に向かい、神様~お願いします~。と
手を合わせたくなる。
いろんな思いを抱きながら、それでもぎりぎりまで開催を信じ
予定どおり、西方へ向かう。
ミサイルに、台風に・・。
本当に、いろんなことがおきまくる世の中だ・・。
まあ、なるようになる。
とにかく、開催したい、とにかく 予定どおり、
あのオルガンの音色をお客様にお届けしたい。
ああ、神様、たすけて・・と、思い浮かぶのはなぜか
こんなときに、左卜全の歌・・。悲壮感を吹き飛ばし
なんとか、なんとか笑って乗り越えたい長崎クライシス。
台風がそれることを、予報がはずれることを
祈る朝だ。