会社員時代に出会ったK子さん。お互いに30代前半で脱サラをし、自分の
思う道を歩んできた。という点では共通しているが、私と違ってK子さんは
コツコツ努力の人。ダンスから韓国語から、石鹸づくりから、そして現在はコーチング。
とことん学び、プロを目指し、やり切るというところが本当に素晴らしい。
大病を患い、本当に苦しい時期を乗り越え、いつも前向きでいつもまっすぐで。
また人とのコミュニケーションを心底大切にする人で、いただく手書きのお手紙が
うれしく、何年も会っていなくても、心は通じ合っていることが、とても嬉しい。
そんな彼女から手紙と手作り石鹸が届く。久しぶりの近況報告。
この春、
お父様が亡くなられた。その前後の様子が書かれており、家族で何年も話し合って
密葬、樹木葬にされたということを知り、ああK子さんのご家族らしいなと
思った。
私と同様、子供がいないため、もう家系はそんなに遠くない将来に途絶える。
だから、シンプルにしていきたい。このことをお父様の生前から、お母様と
一緒に話し合ってきて、そのとおりにした。ということ。
ああ、一番いい送り方、送られ方。
常に真の意味で前向きで、自分らしく進むK子さんらしい。
久しぶりに彼女に会いたくなった。
密葬。いい終わり方だ。伝えておかないといけない。
ビジネス的な終活ではなく、静かに人生のカーテンコール。
K子さんのお父様のご冥福を心からお祈りしたい。
そして、シンプルにそして強く生きる
彼女のこれからを、ずっと応援していきたい。