「夫婦で二毛作」という幸せ。

ある女性とお会いした。
昨年末に自宅でカフェをオープンされたとのこと。
すべて手作りが売りで、摘み立てのハーブティーにあう
お食事やスィーツなどこだわりのメニュー。
住宅地であるのでご近所さんに来てほしいと当初は思っていた。
でも、近すぎると非日常にならず、予想は外れ・・・
利用者もまだまだ・・とのお話し。
そう、カフェというのは、非日常の時間、場所であることが
大切。
今では大人のサードプレイスというのも必要であるが、
あまり近所だと、気分転換もむつかしいかもしれない。
そんなことからも、もっと遠くからでも来てもらえる店に
したいとの考えに変更。大いに賛成だ。
一方、その方の旦那さんが鉄道マニアで、自宅の八畳間に
ジオラマをお持ちだそうで、これはなかなか売りになる。

ということで、「夫婦で二毛作」を提案する。
夫婦好きなことを、バラバラになんとなくやっているのではなく、
昼は手作りカフェ、夜はジオラマバルなんて。とてもいいのでは?

など沸いてくるアイデアをお伝えしていくうちに、
最初、元気がなかったそのオーナー、みるみる元気に
なられる様子がうかがえた。

ご主人の体調もおありになり、いかに支え、一緒にがんばるか。
と気を張って、暗中模索しながら、奮闘されてきた様子を勝手に
想像する。

1時間ほど話をしたあと、「ああ、元気にがんばれます。」と
力強く宣言され、でも目はうさぎのように・・。
それを見て、こちらももらい泣きではなく、
もらいうさぎちゃん状態に・・・。

夫婦で一緒に取り組めることがあるというのは幸せなこと。
今できること、今のうちに。どうぞがんばってくださいね。
初対面なのに、気持ちがどんどん入っていくのが不思議だ。

夫婦一緒に。支え合いながら、励まし合って・・。
きっとうまくいく。
影ながら応援し、やってよかったね~と夫婦で喜ばれるよう
見守らせていただきたいと思った。
森のマミーさん、がんばってください!

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