この週末も、全国各地で花火大会やお祭りが開催された。
今週末からは、お盆休暇に入り日本中が大移動。
その前の地元まつり。
地元で地元の人々が汗を拭きふき、交流する。
この猛暑でも、賑わいは変わらない。
神楽坂でのまつりは、ほおずきに阿波踊り。お江戸の祭りは、
ちょっと大人びて・・・。
岐阜や名古屋や安城でも、商店街・商工会あげての夏まつり。
金魚、水風船すくい・・、やたら、とりのから揚げを売っているなど
地域性が垣間見えて、ちょっとずつ違う日本各地のまつり。
新潟でも、民謡流しや花火大会。職場でも練習してみんなで踊る。
大人も子どもも、まつりはわくわく、うきうき。
日本中が日本らしい国、街に戻るひとときだ。
主催しなくても、ぶらり参加するだけでも非日常な気持ちになる
のが祭りの魅力。
一方、原爆記念日を迎え、盆が近づき、厳粛な気持ちになる。
広島出身の知人は、8月6日が我が家の盆だと言う。
そして、長崎の精霊流し。
原爆ののち、生まれた祭りではないが、
あの町であの祭り・・長崎ならではの夏祭りで、一度観たら
忘れることができない。
幻想的で、締めやかで、哀しみを爆竹の音が消し去るあの世界は
今も心にくっきり残っている・・。
花火は空へ、
精霊船は海へ。
祭りは楽しくもあり、亡き人を忍ぶ時間。
世界中に祭りは数々あれど、今ここに生きる人の
場所(土地)と時間(歴史)と血(地縁・血縁)を
結ぶ、大切な非日常時間。
どんなに猛暑になろうとも、なくなることはないだろう。
日本の夏。