馬は本当に、にんじんが好きなのだろうか?きっと好きなのだろう。
私も大好きだ。にんじんの鮮やかなオレンジ色は見た目にもエナジーにあふれ、
味も触感もよく、スリスリして毎日いただくと幸せを感じる。
(ただし、スリスリすることで腱鞘炎が治りづらくなるので要注意)
と日々のニンジンの存在にも感謝しているが、
自分の本当に好きなものを、目の前にぶら下げておくと人はがんばれる!こと
を実感する。
たとえば受験もそうだ。学校に受かったら〇〇に行こう。
しんどい仕事が終わったら〇〇を食べよう。
なんでもよいが、その好物は、人によって違う。
私は今、数か月後に「私のにんじん」をセットした。
というと大げさであるが、小さなにんじんであれ、細いニンジンであれ
自分を動かす、見えない力で私の背中を押すニンジンだ。
誰にでもそんな存在があるのではないか。
それが自分へのご褒美ともいえるかもしれないが、
ご褒美はいつも与えるものではなく、
ほんとうにもったいつける方が、がんばろうという意欲が持続
できるのかもしれない。
人って意外と単純な動物だ。